★大災害データベース／近年の世界の主な事故災害（２０１１〜２０２０年） 　　　　 　２０１１〜２０２０年に世界で起きた主な事故災害のリストです（2001〜2010年はこちら） 　多数の死不明者、家屋等損壊ないし物的損失を出した大事故などを主に扱っています。 　基準としては死不明50人以上、負傷1,000以上が原則基準です（ただし特筆事件は例外とします） 　暴動やテロ事件なども混じっておりますが、長期にわたる紛争や内戦は含んでいません。 　（長期間に及ぶ紛争などは茶色の枠で特記する場合があります） 　参考資料は各種年鑑や報道記事、災害情報サイト『レスキューナウ』などから。 　死・不明者200人以上、負傷者5,000人以上、損壊1万棟以上などの激甚被害や、 　被害総額１兆円（およそ100億ドル）以上は青い枠で表示しております。 　管理人Ｇ-ｍａの情報収集の不備などから、１部の情報が不完全であったり、古い場合があります。 　悪しからずご了承ください。 　２００１〜２００５年（別ページ） 　２００６〜２０１０年（別ページ） 　２０１１〜２０１５年 　２０１６〜２０２０年 　２０２１年以降（別ページ） 　【参考コンテンツ】 　近年の世界の主な自然災害（2021年以降） 　近年の日本の主な自然災害（2021年以降） 　世界の主な巨大地震（1990年以降） 　世界の主な被害地震（1990年以降）
◆２０１１〜２０１５年の事故災害（テロや暴動など突発的な大規模事件を含む）
発生日	発生地域	災害種類	被　害　等　概　要
2011.01.09	イラン	旅客機事故	死70以上。
2011.02-	リビア		【参考】リビア紛争（ＮＡＴＯ介入、カダフィ独裁政権の崩壊につながった）
2011.03.12-	日本・東北	原発事故	福島第１原発事故 　東北地方太平洋沖地震（東日本大震災）の大津波によって誘発か。 　原子炉は停止されたが津波によって冷却系統がマヒし、 　燃料棒のメルトダウン（炉心溶融）が起きたと見られている。 　化学反応による水素爆発で１・３・４号機の原子炉建屋が大破し、 　原発から半径20kmの住民（約８万人）に避難指示が出る重大な事態に。 　爆発事故やその後の措置で、作業員に放射線被曝を含む負傷者が出た模様。 　4/12、旧・原子力安全保安院が、チェルノブイリと同等の「レベル７」と評価した。
			1979年のスリーマイル島、1986年のチェルノブイリに次ぐか、匹敵する事故。 　放射能汚染の“風評被害”も国際的に深刻化した。 　（ただし放出された放射性物質の総量はチェルノブイリの１割程度らしい） 　４基の原子炉建屋が同時に深刻事故を起こしたのも世界初。
2011.03-	シリア・他	暴動・騒乱	アラブの春（通称） 　シリア南部で民主化暴動、政府軍との衝突などで死100を超す。 　エジプトやチュニジアでも連鎖的に反体制騒乱が起きており、問題視された。 　リビア紛争との連動も指摘されており、原油価格の高騰を招いている。 　7月末には中部でも衝突が起こり、死100を超えた。 　（年末までの死者の累計は数千人に上るという報道がある） 　※シリアはこの後本格的な内戦に突入し、エジプトも混迷した。
2011.05.27	パキスタン北部 （カシミール）	バス事故	バスが谷底に転落、乗員乗客50名が全員死亡との報道。
2011.07.11	ロシア中部	船舶事故	死不120超、タタルスタン共和国内のボルガ川で観光船が沈没。 　定員をはるかオーバーか、ソ連崩壊後ロシア最悪の民間船惨事に。
2011.07.23	ノルウェー南部	連続テロ	首都で爆破テロの後近郊のウトヤ島で青年の群衆に銃乱射、死計90を超す。 　宗教系極右の犯行とされ、戦後ノルウェーで起きた最悪のテロ。
	中国南部	列車事故	死30〜40（超？）、傷150〜200（超？）、浙江省で高速鉄道が追突脱線、 　追突された側の先頭４両が橋から転落し被害が拡大した。 　急成長を背景に安全軽視が批判される最中で起きたため大きく報道された。 　（死傷者数が意図的に過小評価されているという説がある）
2011.08.25	メキシコ北部	ビル火災	死約40、モンテレーのカジノを強盗団が襲撃、放火した。
2011-	シリア		【参考】シリア内戦（アサド政権による化学兵器の使用が国際非難を浴びた） 　※「アラブの春」が引き起こした紛争事態の中でも最大規模で、数万人が犠牲に。 　2014年以降のＩＳＩＳ（イスラム国）の勢力拡大にも影響している可能性がある。 　（2015年には更に激化し、この１年だけで６万人以上が犠牲になったとされる） 　（2016年も継続、犠牲者の総数は優に15万人を突破しており、停戦協議も破綻し事実上泥沼化）
2012.02.06	パキスタン東部	ガス爆発	死不60、ラホールの雑居ビルがガス爆発で倒壊した。
2012.02.14	ホンジュラス	ビル火災	死350以上、刑務所が火災で崩壊、入所者の脱走も数百に上った。
2012.02.22	アルゼンチン	列車事故	死約50、傷600超、ブエノスアイレスで通勤列車がオーバーランし衝突脱線。
2012.03.04	コンゴ南部	爆発事故	死200以上、傷1,500以上、ブラザビルの軍弾薬庫が火災で爆発。 　隣国コンゴ民主（旧ザイール）のキンシャサでも爆風による被害があった。 　（キンシャサは川を挟んでブラザビルの対岸にある）
2012.04.20	パキスタン北部	旅客機事故	死不110〜120超、国内線が着陸前に失速、住宅地に墜落した。
2012.04.29	日本・関東	バス事故	死7傷39、関越道で高速バスが側壁に激突し大破。 　（リスト基準に満たないが業界問題を含めて広く注目されたため特筆）
2012.06.03	ナイジェリア	旅客機事故	死150超（乗員乗客全員）、ラゴスの市街地に墜落し地上でも死傷者。
2012.11.24	バングラデシュ	ビル火災	死110〜120、傷200超、ダッカの工場で大規模火災。
2012.12.02	日本・中部	トンネル事故	死9、中央道笹子トンネルで天井パネル大崩落。 　（リスト基準に満たないが日本のトンネル事故では大規模なため特筆）
2012.12-	アメリカ	大量殺人	コネティカットの小学校で銃乱射、死26。
2013.01-	アルジェリア南東部	襲撃テロ	天然ガスプラントを原理主義テロ組織が襲撃、人質数百人を取って籠城。 　アルジェリア軍の強行作戦によって事件は収束したが、 　人質40名以上が戦闘に巻き込まれ死亡、うち10名が邦人だった。 　隣国マリの内戦に欧州軍が介入したことに対抗するテロとされる。
2013.04.15	アメリカ北東部	爆弾テロ	ボストンマラソン当日にゴール手前で連続爆破、死傷150超。 　（リスト基準に満たないが広く注目されたため特筆）
2013.04.24	バングラデシュ	ビル崩壊	死不700超、ダッカで複合商業ビルが崩壊。 　老朽化したビルを補強せず無理な増築を繰り返したのが原因と見られている。
2013.07.26	スペイン北西部	列車事故	高速鉄道脱線、死78傷168。
2013.08.14-	エジプト	暴動・騒乱	死不500超、反体制デモを警官隊が排除。 　複数の都市に波及・拡大し、大規模な騒乱となった。
2013.08.16	フィリピン	船舶事故	セブ島沖でフェリーと貨物船が衝突し沈没、死不220超。
2013.11.17	ロシア	旅客機事故	着陸失敗、死50。
2013.11.22-	中国山東省	火災事故	青島でパイプライン爆発炎上、死不60超。
2014-	ロシア・ウクライナ		【参考】ウクライナ危機（親ロシア住民による分離独立運動とロシア軍の越境で紛争事態化） 　※クリミア半島がロシアに併合され、東部２州を中心に武装勢力とウクライナ軍の衝突が続く。 　（5年以上の断続的な衝突で1万人以上の死者を出した、との分析もある）
2014.02.15-	ナイジェリア北部	襲撃テロ	集落襲撃事件続発、死150以上。
2014.03.01	中国雲南省	襲撃テロ	昆明駅前で抜刀した集団が無差別攻撃、死29傷140超、ウィグル系武装組織か。 　またこの前後、中国各地でウィグル系と見られる襲撃事件が続発した。 　（リスト基準に満たないが広く注目されたため特筆）
2014.03.08-	南シナ海？	旅客機事故	マレーシア機が離陸後に消息絶つ、不明230超。 　消息絶つ前に不可解な動きあり、テロ説・ハイジャック説も出るが詳細不明。 　インド洋に反転後墜落した説が有力視されているが、物証皆無で迷宮入りした。
2014.03.15-	ナイジェリア中部	襲撃テロ	集落襲撃事件続発、死100以上。
2014.03.22	アフリカ東部	船舶事故	アルバート湖で難民船沈没、死100以上。
2014.04.14	ナイジェリア中部	爆弾テロ	首都でバスターミナル爆破、死70超。 　（ナイジェリアでは民族純化系テロ組織が活動を活発化させ注目されている）
2014.04.16-	韓国南部沖	船舶事故	セウォル号沈没事故 　珍島沖でフェリー沈没、死不300以上。 　未熟な操船と過積載などにより転覆したと考えられている、韓国最悪の民間船惨事。 　修学旅行の高校生多数が犠牲となり、初動遅れもあって政府批判が高まった。 　（2016年の大統領弾劾騒動の広義の遠因という説もある）
2014-	ナイジェリア		【参考】ナイジェリア紛争（過激派ボコ・ハラムの襲撃テロ事件の急増と衝突の拡大） 　※1998年頃から情勢が混迷していたが、この1〜2年で急激に悪化した印象。 　ボコ・ハラムによる民族純化型の虐殺系襲撃テロが目立つ。
2014.05.16	トルコ西部	炭鉱事故	死不280〜300、大規模な粉塵爆発か、近年のトルコの鉱山事故では最悪。
2014.07-	パレスチナ南部 （ガザ地区）	局地戦禍 （都市爆撃）	イスラエル軍がガザ地区に侵攻、ハマスと交戦、時限停戦も崩壊。 　４週間で死1,600超すなど、2008年の戦禍より規模が拡大している。 　（最終的に犠牲者は2,500人を超えた）
	新疆ウイグル	暴動・騒乱	死90以上、ウイグル族の暴徒が漢族を襲撃したとされる、2009年以来の騒乱。
2014.07.**	ウクライナ	旅客機事故	マレーシア機が墜落、死不290以上（乗員乗客全員） 　ウクライナ反政府武装組織（独立軍）による軍用機と間違えた撃墜説が有力視されている。 　犠牲者の多くはオランダ人で、ＥＵは対ロ追加制裁を主張している。
2014.08.01	台湾南部	爆発事故	死不25超、傷250超、高雄で大規模なガス爆発が連鎖し、数百ｍに渡って道路が陥没。 　（リスト基準に満たないが物損被害が大きいため特筆）
2014.08.02	中国江蘇省南部	火災事故	上海近郊の金属工場で大規模な爆発火災、死60超、傷180超。
2014.08-	イラク北部	襲撃テロ （軍事衝突）	クルド人自治区近辺で過激派「イスラム国（ＩＳＩＳ）」の襲撃事件が続発。 　アメリカなどが軍事介入する事態に発展している。 　（この他にも2014年に入って、イラクでテロが再び活発化し、合計数千人が犠牲になっている）
			※更に翌2015年にかけてＩＳＩＳに絡むテロ・襲撃・軍事衝突が連鎖、紛争化の様相。 　邦人のジャーナリストが犠牲になったため日本でも一気に関心が高まった。 　ＩＳＩＳは欧米型の文明システムを否定し、従来の国境線とは異なる国家宣言をしており、 　感化されたアラブの若者を多数引き寄せていると見られる。
2014.11-	パキスタン南部	バス事故	死50以上、バスとトラック正面衝突。
2014.12.16	パキスタン北部	襲撃テロ	古都ペシャワルで学校への無差別銃撃、死140超（130以上が生徒） 　激しい銃撃戦となり、テロリスト側にも射殺者が出た模様。 　パキスタン史上最悪の襲撃テロとなった。
2015-	イラク・シリア・トルコ		【参考】ＩＳＩＳ紛争（過激派ＩＳＩＳと有志連合の軍事衝突事態の拡大） 　※これより以前から軍事衝突が頻発していたが、アメリカやロシアが軍事介入し激化。 　イラク・シリア・トルコにまたがるＩＳＩＳ支配地域を奪還するための地上戦が拡大。 　またこの報復を狙ったものか、ヨーロッパでテロ事件も相次ぐ。 　（2017年最大拠点モスルが陥落したが、戦闘はなお継続しており民間人の犠牲も多い）
2015.01.11	パキスタン南部	バス事故	死50以上、バスとタンクローリー衝突炎上。
2015.03.18	チュニジア	襲撃テロ	首都チュニスで外国人観光客を狙った銃撃、死20以上、邦人も犠牲。 　犯人グループは１時人質を取り篭城、銃撃戦の末射殺された模様。 　（リスト基準に満たないが大きく注目されたため特筆）
2015.03.24	フランス南部	旅客機事故	ドイツ機が墜落、死不150（乗員乗客全員）、邦人も犠牲。 　墜落前の急降下が副機長によって意図的に行われた可能性が指摘されている。
2015.04.02	オホーツク海	船舶事故	ロシアのトロール漁船が沈没、死不70。
	ケニア東部	襲撃テロ	イスラム過激派が大学を襲撃しキリスト教徒を銃撃、死140超す。
2015.04.14	地中海南部	船舶事故	マルタ沖で密航船が転覆、死不400。
2015.04.19	地中海南部	船舶事故	リビア沖で難民船が転覆、死不770、20mの漁船に800人詰め込む過積載。
2015.06	中国・長江	船舶事故	大型観光船が強風に煽られ転覆、死不400超、中国最大級の船舶事故。
2015.06.30	日本・関東	列車事故	新幹線で車内火災、死2傷20超、乗客の焼身自殺か。 　東海道新幹線で起きた史上初の死亡事故（ただし事故と言うより事件に近い） 　（3年後の2018年6月には通り魔的な刺殺・刺傷事件が起こり再び注目を浴びた）
	インドネシア	航空機事故	死不110超、インドネシア軍輸送機が住宅地に墜落。
2015.07.17	イラク中部	爆弾テロ	バグダッドで車爆弾テロ、死110超、イスラム国（ISIS）が犯行声明。
2015.08.12	中国河北省	爆発事故	死不200超、傷700超、天津の港湾部で薬品貯蔵コンテナが火災・大爆発。 　（死者の半数近くは現場で活動していた消防士だったとされる） 　半径数kmに爆風が及び、輸入車等数千台が巻き込まれて焼損。 　港湾機能がマヒ状態に陥り、経済損失は数百億元（数千億〜１兆円）に上るという説がある。
2015.08.16	インドネシア	旅客機事故	死不54、旅客機が消息不明に。
2015.08.17	タイ中部	爆弾テロ	バンコクの繁華街で爆発、死20超、傷120超、邦人も負傷か。 　（リスト基準に満たないが大きく注目されたため特筆）
2015.09.11	サウジアラビア西部	倒壊事故	メッカのモスクでクレーン倒壊、巡礼者巻き込まれ死100超、傷200超。
2015.09.24	サウジアラビア西部	群集雪崩	メナー群衆事故（仮） 　死2,100以上、聖地メッカ近傍にある「メナーの谷」で発生、過去最大級の群衆雪崩となった。 　（※1990年にも死1,400を越す群衆雪崩が起きており、それ以来最大とされる）
2015.10.10	トルコ中部	爆弾テロ	アンカラの広場で爆発、死90超、傷200超、クルド系過激派の自爆テロか。
2015.10.31	エジプト東部	旅客機事故	死不220超（乗員乗客全員）ロシア機が離陸後に墜落、ＩＳＩＳが犯行声明。 　当初はテロが否定されたが、レコーダーから爆発音を検出し爆弾テロと断定された。 　ロシア史上最悪の航空機事故でもある。
2015.11.13	フランス中部	襲撃テロ	パリ同時襲撃テロ 　パリのコンサートホールや競技場で連続襲撃・爆発テロ。 　死約130、傷100超、ＩＳＩＳが犯行声明（？）、フランスにおいて戦後最悪のテロとなった。 　（ＩＳＩＳの声明は追認型のため、仏国内のシンパによる独立犯行との説もある）
2015.12.20	インドネシア	船舶事故	死不70以上、客船が沈没。
◆２０１６〜２０２０年の事故災害（テロや暴動など突発的な大規模事件を含む）
発生日	発生地域	災害種類	被　害　等　概　要
2016.01.15	日本・中部	バス事故	死14傷27、スキーバスが軽井沢の峠越えバイパスのカーブから崖下に転落。 　（リスト基準に満たないが、日本の事故では死者が多く、大きく注目されたため特筆）
2016.02.22	シリア	爆弾テロ	死140以上、傷多数、ダマスカスなどで複数の爆発、ＩＳＩＳが犯行声明。
2016.03.06	イラク中部	爆弾テロ	死60以上、傷多数、ヒッラの検問でトラック爆発、ＩＳＩＳが犯行声明。 　5/1には過去に自衛隊が駐留した南部サマワでも大規模な爆弾テロが起きた。
2016.03.19	ロシア南部	旅客機事故	死不60以上（乗員乗客全員）ドバイ発のＬＣＣだった。
2016.03.22	ベルギー	爆弾テロ	ブリュッセル同時テロ 　ＥＵ本部のある首都ブリュッセルの空港や地下鉄で同時・連続爆破テロ。 　死不30以上、傷100以上で、在住邦人にも負傷者、パリ同時テロとの関連性が強く疑われており、 　パリの場合と同様、ＩＳＩＳも事後に関与を仄めかしている模様。 　もちろんベルギー史上最悪のテロの１つであり、ＥＵは事実上の非常事態に突入した。 　（この後に起きたイギリスのＥＵ離脱騒動で混迷に拍車がかかっている）
2016.05.08	アフガニスタン中部	バス事故	死70以上、バスがタンクローリーと衝突し炎上。 　政情不安でテロが多いため、襲撃を恐れバスがスピードを出し過ぎていた指摘がある。
2016.05-	地中海東部	旅客機事故	死不60以上、エジプト航空機が消息絶つ、テロの疑いがかけられている。
2016.05-	シリア北部	爆弾テロ	連続大規模爆破で死不140以上、ＩＳＩＳが犯行声明。
2016.1-6	地中海周辺	船舶事故	紛争難民や不法移民を乗せた船が相次いで転覆、半年間の死不明者が2,000人を超え、 　昨年をはるかに上回るペースと報道された（その後3,000人を超えた）
2016.06.12	アメリカ南東部	襲撃テロ	オーランド事件 　死50、フロリダ州オーランドのバーで男性が銃乱射（容疑者も射殺）、負傷も50以上。 　2007年4月のバージニア大学事件を超える米国史上最悪の乱射事件となった。 　ＩＳＩＳの関与が仄めかされているが、無関係（または便乗宣伝）という指摘もある。 　規制の進まない銃器大国の闇（人口とほぼ同数の銃がある）を批判する声も高まった。 　（わずか１年余り後の2017年10月にワースト記録が塗り替えられた）
2016.06.28	トルコ西部	爆弾テロ	イスタンブールの空港で連続自爆、死40超、傷200超、ＩＳＩＳ関与が疑われる。
2016.07-	バングラデシュ	襲撃テロ	ダッカのレストランで襲撃・篭城、銃撃戦で死20、内7人が日本人だった。 　やはりＩＳＩＳが関与を示唆しており、意図的に外国人を狙ったものとされる。 　（リスト基準に満たないが、日本人の死者が多く、大きく注目されたため特筆）
2016.07.03	イラク中部	爆弾テロ	死290以上、バグダッドでラマダン（断食月）明けの市場が爆破され、周囲のビルに延焼した。 　イラク戦争後に起きたイラク最悪・最大規模の爆弾テロで、ＩＳＩＳが犯行声明を出している。
2016.07.14	フランス南部	襲撃テロ	死80以上、保養地ニースで群衆に大型トラックが加速しながら突っ込む。 　容疑者は100人以上を無差別に跳ねた後に、警官隊と銃撃戦を展開し射殺された。
2016.07.15-	トルコ	クーデター	死不250以上、政権不信から軍部の１部が武装蜂起したもの。 　クーデター自体は未遂に終わっているが、複数の主要都市に波及し混乱した。 　収束後に政権が取った、粛清とも呼ぶべき徹底した関係者処分も物議を醸している。
2016.07.26	日本・関東	襲撃テロ	相模原事件 　死19傷26、神奈川県相模原市の障害者養護施設が元職員に襲撃された。 　日本においては戦後最悪の個人による集団殺傷事件となった。 　容疑者は障害者の抹殺が社会のためになるという歪んだ価値観を供述している。 　（リスト基準に満たないが、日本では最悪規模の事件であり、大きく注目されたため特筆）
2016.08.08	パキスタン中部	爆弾テロ	クェッタの病院で自爆テロ、死60以上。
2016.08.20	トルコ南部	爆弾テロ	結婚式会場で自爆テロ、死50以上、ＩＳＩＳ関与か。
2016.08.29	イエメン南部	爆弾テロ	軍施設が爆破され死70以上、ＩＳＩＳ関与か。
2016.09-	フィリピン	騒乱	新大統領の麻薬撲滅闘争に便乗した襲撃や衝突が激化、死4,000を越す。 　多くは麻薬密売人の犠牲であるが、裁判を経ない“超法規粛清”で批判を招いている。
2016.11.20	インド北部	列車事故	死不140以上、急行列車が脱線転覆、過積載も指摘。 　（後日テロの疑いが取り沙汰されており、更に類似した事件が起きた）
2016.11.29	コロンビア	旅客機事故	死不70以上、著名サッカーチームが被災、元Ｊリーガーも犠牲になった。
2016.12.25	黒海	航空機事故	死不90以上、ロシア軍機の墜落による。
2017.01-	トルコ	襲撃テロ	死30以上、ナイトクラブで銃乱射、犯人はＩＳＩＳのシンパか？
2017.01.14	地中海周辺	船舶事故	死不180以上か、難民船が転覆。（更に春にかけて数百人が遭難した模様）
2017.01.19	イラン中部	ビル火災	死不30以上？　テヘランで高層ビルが火災後倒壊。
2017.03.05	日本・長野	航空機事故	死9、防災ヘリが訓練中に山腹に墜落（リスト基準に満たないが注目されたため特筆）
2017.04.15	シリア北部	爆弾テロ	死110以上、自動車爆弾による自爆テロ。 　（またこの前後、化学兵器の行使と思われる爆撃事件も起きた）
2017.05.20	ベネズエラ	騒乱	死40以上、傷数百、反政府デモと治安部隊の衝突で混迷が拡大。
2017.05.22	イギリス中部	爆弾テロ	死20以上、マンチェスターのコンサート会場で自爆、ＩＳＩＳが声明、シンパの犯行か。 　（リスト基準に満たないが、大きく注目されたため特筆） 　（更に6月初旬にも連続襲撃テロがロンドンで起こり7人が死亡した）
2017.05.31	アフガニスタン	爆弾テロ	死80〜150、傷300以上、カブール中心部で自動車爆弾が炸裂、各国大使館も被災、邦人も負傷した。 　カブールではこの後にもタリバンによると思われるテロが続発している。
2017.06-	フィリピン南部	軍事衝突	ミンダナオ島マラウィの市街地の１部をＩＳＩＳ系武装勢力が占拠。 　軍との衝突で死傷多数、民間人も数十名以上死亡か。
2017.06.14	イギリス南部	ビル火災	死不80以上か、ロンドンの低所得者向け高層マンションから出火し、ほぼ全焼した。 　英国において、戦後最悪の大規模火災惨事とされている（後の報告で死者70人に修正）
2017.06.25	インド	火災事故	死140以上、インドでタンクローリー横転火災、住民巻き込まれる。
2017.08-	ミャンマー北部	軍事衝突	イスラム系部族ロヒンギャの武装勢力と政府軍が衝突し数百人が死亡（数千人という説もある） 　9〜10月にかけて激化し、50万人を超える難民が発生し、政府軍による弾圧が強く懸念されている。 　（ただしロヒンギャは不法移民であるとして排除を正当化する声もある）
2017.08.17	スペイン東部	襲撃テロ	死15以上傷100超、バルセロナと近郊で自動車特攻と襲撃事件が連鎖した。 　当初単独犯が疑われたが計画的なテロと判明、例によってISISが犯行声明を出している。 　（リスト基準に満たないが、大きく注目されたため特筆）
2017.09-	エチオピア	騒乱	国内２大部族が土地利用巡って大規模な激突、数百人死亡か。
2017.10.01	米国ネバダ州	襲撃テロ	ラスベガス事件 　死58、傷500超、ネバダ州ラスベガスの野外コンサート会場を狙った無差別銃撃。 　高層ビルの窓から自動小銃を乱射した容疑者も間もなく自殺した。 　ＩＳＩＳが犯行声明を出したが便乗宣伝の可能性があり、捜査当局は関連性がないとしている。 　オーランド事件を凌ぐ米国最悪の銃撃事件で、負傷者数が非常に多かったことも特徴。
2017.10.14	ソマリア南部	爆弾テロ	死350以上（500超？）、モガディシオの繁華街で連続爆破、ソマリア最悪のテロと思われる。
2017.10-11	アメリカ各地	襲撃テロ	アメリカ各地で凶悪な襲撃事件が相次ぐ。 　マンハッタンでは10/31にイスラム過激思想に感化された男がトラックを暴走させ8人が死亡し、 　テキサス州では11/5に教会で乱射事件が起こり25人以上が死亡した。
2017.11.04	シリア東部	爆弾テロ	死70超（120との報道もある）、ＩＳＩＳが犯行声明。
2017.11-	ナイジェリア南部	爆弾テロ	死50超。
2017.11.24	エジプト東部	襲撃テロ	死300以上、シナイ半島にある少数宗派のモスクをＩＳＩＳシンパの武装勢力が襲撃。 　テロ発生直後、政府軍が同半島山岳部の武装勢力拠点を報復空爆した。 　エジプトで起きた最悪のテロとされている。
2017.12.21	韓国	火災事故	死29、サウナが入るスポーツ施設が全焼。
2017.12.28	アフガニスタン	爆弾テロ	死40超、ＩＳＩＳが犯行声明。（この前後にもテロが続発している）
2018.01.06	上海沖	船舶事故	死不30超、貨物船と大型タンカー（13万トン級）が衝突、タンカー炎上後爆発し沈没。
	地中海	船舶事故	死不60超、難民ボート転覆か。
2018.01.18	ウズベキスタン西部	火災事故	死50超、大型バスが炎上。
2018.01.26	韓国	火災事故	死35以上、病院で出火し、患者などが逃げ遅れて死傷した。
2018.01.27	アフガニスタン	爆弾テロ	死100超、傷200超、カブールで爆薬満載の救急車が特攻、タリバンが犯行声明。 　（4月にも自爆テロで多数死傷、5月にはＩＳＩＳが声明を出すテロが起きた）
2018.02.17	米国フロリダ州	襲撃テロ	高校で乱射事件、死17、容疑者の学生は過去から乱射犯行を仄めかす。 　全米に広がる大規模な銃規制デモ運動に発展した。
2018.03.25	ロシア・西シベリア	火災事故	死不60〜100、ショッピングセンターが火災、学生も多数被災か。
2018.04-	北朝鮮北部	バス事故	死30以上、中国からの観光バスが渓谷に転落、金委員長の哀悼報道で注目された。 　（ただし北朝鮮では報道されないだけで、死者100人を超す大事故がよく起きているらしい）
2018.05-	パレスチナ	騒乱	米大使館のエルサレム移転に反発したデモ隊がイスラエル軍と衝突。 　死50以上、負傷数百とも2,000以上とも言われる。
2018.06-	地中海	船舶事故	死不100超、難民ボート転覆か。
2018.09.21	タンザニア	船舶事故	死不100超、ビクトリア湖でフェリー転覆か。
2018.10.29	インドネシア	旅客機事故	死180超（乗員乗客全員）、国内線ＬＣＣが離陸から数分後に墜落。
2018.12.31	ロシア中部	火災事故	死不80以上、ガス爆発でアパート倒壊（当初テロが疑われたが否定された模様）
2019.01-	地中海	船舶事故	死不150超、難民ボート転覆か。
2019.01.25	ブラジル南東部	ダム事故	死不350超、大規模ダムが決壊。
2019.02.20	バングラデシュ	火災事故	死不70以上、ダッカで複数のアパートが延焼か。
2019.03.10	エチオピア	旅客機事故	死150超（乗員乗客全員）、国内線ＬＣＣが離陸から数分後に墜落。 　2018年10月のインドネシア機事故の機体と同型で経緯が似るため、機材の使用中止に発展した。
2019.03.15	ニュージーランド	襲撃テロ	クライストチャーチ事件（仮） 　死50、人種差別思想を持つ白人青年がモスクを銃撃、同国最悪の乱射事件になった。 　（8月にはアメリカで憎悪犯罪と思われる乱射事件が相次いだ）
2019.03.21	イラク	船舶事故	死不150、チグリス川で積載超過のフェリーが転覆。
2019.03.22	ガーナ北部	バス事故	死50以上、大型バスが正面衝突。
2019.04.21	スリランカ	爆弾テロ	スリランカ同時テロ（仮） 　死不250超、傷500以上、コロンボを中心に数ヶ所で同時多発的に自爆テロが相次いだ。 　キリスト教会と高級ホテルが狙われており、後にＩＳＩＳが犯行声明を出している。 　クライストチャーチ事件への報復との見方もある（大規模かつ周到であるため異論もある）
2019.06-	スーダン	暴動・衝突	死60以上、選挙に絡む政争で支持者が暴動を起こし警官隊が武力鎮圧した。
2019.07.18	日本・京都	放火火災	京都アニメーション放火火災（仮） 　死35以上、傷30以上、著名アニメ制作スタジオにガソリンが撒かれて炎上、ほぼ全焼した。 　放火による人的犠牲では平成以降日本最悪であり、人材の損失でも大きく注目された。 　（リスト基準に満たないが、日本では最悪規模の事件であり、大きく注目されたため特筆）
2019.08.10	タンザニア	火災事故	死60以上、タンクローリーが横転後爆発火災を起こした。
2019.08.17	アフガニスタン	爆弾テロ	死60以上、結婚式場で自爆、ＩＳＩＳが声明を出す。
2019.11-	イラン	暴動・衝突	死数百以上、法改正の反対運動が大規模化し、警官隊が武力鎮圧した。 　（報道により犠牲者数に200〜1,000以上とばらつきがある）
	イラク	暴動・衝突	死数百以上、法改正の反対運動が大規模化し、警官隊が武力鎮圧した。 　（イランの争乱とは別個に起きているが、関連性を指摘する説もある）
2020.01.08	イラン	旅客機事故	死170超（乗客乗員全員）、テヘランでウクライナ機が墜落。 　イラン軍の対空ミサイルの誤射とされ、米イラン緊張時に起きたため大きく注目された。
2020.05-	アメリカ・他	暴動・衝突	ミネアポリスの警官による黒人絞殺事件を機に反差別デモが全米に拡がる。 　その後世界中に拡散しており、21世紀最大級の反差別運動になっている。 　１部が暴徒と化し死傷者も出ているが、6月現在平和的な活動の方が全般に多い。 　（リスト基準に満たないが、大きく注目されたため特筆） 　（※ベラルーシやキルギスでも選挙絡みの不正疑惑で大規模デモが長期化している）
	パキスタン南部	旅客機事故	死90以上、住宅地に墜落し被害拡大か。
2020.06-	カシミール地方	軍事衝突	インドと中国が領有権を争う係争地区で衝突、数十人が死傷したと報道される。 　同地区で両国の軍が死傷者を伴う衝突を起こすのは数十年ぶり。 　更に中国は軍事拠点化を進めているという批判も多く、予断を許さない。
2020.08.04	レバノン	爆発事故	ベイルート事件（仮） 　死不200超、傷6,000以上、ベイルートの港で記録的な大爆発が起きた模様。 　ピンク色のキノコ雲が上がり、半径数kmに爆風が及び、家屋損壊で30万人以上が被災。 　倉庫にあった2,700トン超の爆薬原料が爆発したとされているが、テロ工作を疑う説もある。 　“爆心地”には直径120mのクレーターが出来、事件の責任を問われた内閣が総辞職した。 　（※20世紀に日本赤軍が絡んだテロもベイルート事件と呼ばれるが関連はない）
2020.09-	アゼルバイジャン （及びアルメニア）	軍事衝突	ナゴルノカラバフ紛争 　死不数百〜数千、アゼルバイジャン西部ナゴルノカラバフでのアルメニアとの大規模衝突。 　同地区の領有権を巡る衝突のため、長期化・紛争化が懸念される。 　（アルメニアを支援するトルコ、両国への軍事支援などで板挟みのロシアも複雑に絡む） 　（※その後12月に停戦されたが、しこりを残す結末になったと言われている）
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