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★星間文明共同体概論 統合ナンバー：TX-U01 |
ＧＤＷ世界観は、銀河社会という惑星と種族を超えた、銀河規模の大規模な文明共同体を持っており、
（銀河社会という用語は１つの国家や星間連合ではなく、複数の勢力が重なり合う社会的総称の意味で存在する）
この銀河社会を中心に様々な物語が繰り広げられている。
そしてこの銀河社会を構成するのが、星間連合などの星間文明共同体である。
どこの共同体にも所属することなく、単独で銀河社会に参加しているケースは基本的に珍しいものであり、
多くの文明種族が、何らかの星間文明共同体に所属していると考えて良い。
こうした様々な階層の星間文明共同体が、複雑に影響を与え合うことで、銀河社会の多様性が担保されるのである。
◆星間連合（総称としての意味）
基準となる星間共同体が、俗に星間連合と呼ばれる体制である。
その名の通り、複数の文明社会や国家によって築かれる国家連合体制で、現実世界で言えば国連に近いシステムを持つ。
固有の文明種族がどの共同体にも属さずに単体で銀河社会に進出しているケースは少数であり、
何らかの星間連合の傘下にあることが標準的であると考えて良い。
ただし、何百という植民惑星を開拓している種族の場合、ほぼ単一種族で星間連合を持っているケースもある。
この星間連合が更に複合化・大規模化した勢力が、俗に銀河列強と呼ばれたり、盟主共同体などと呼ばれており、
銀河社会に重要な影響力をもたらせるだけのスケールで存在している。
星間連合の歴史は様々であるが、平均的に数千年から数万年という長さを持っていることが多い。
銀河社会で中堅的な影響力を持つには、宇宙進出から更に1,000年を越す経験値を積み、その特性への理解が必要なのだ。
新興勢力がすぐに汎銀河的な影響力を獲得できるほど、銀河社会は底の浅いシステムではないのである。
◆銀河列強（総称としての意味）
星間連合が成熟して複合化すると、銀河社会で主導的な影響力を有する大勢力に発展することがある。
こうした主力星間連合を、俗に銀河列強などと呼んで区別化することがある。
銀河列強という“肩書き”を得るには、一般的に銀河系全体領域の１０％以上を影響下に置くスケールである必要があるとされる。
直径１３万光年のアトラス銀河系（天の川銀河）の場合、半径１万光年以上の勢力圏を持つことになる。
ただしこの勢力圏は必ずしも“銀河列強が独占支配権を持つ領有宙域”とは限らない（経済圏等も含む）ため注意が必要である。
銀河社会においては、複数の銀河列強が存在し、役割分担で銀河社会を管理しているケースが多い。
銀河列強間の対立事態が全くないわけではないが、そうした事態は極力戒められるのが銀河社会の常識であり、
覇権を誇示して周辺列強と火花を散らすような強硬勢力は、基本的に少数派である（ゼロではないが）
銀河列強と呼ばれる勢力になると、歴史も相応に長く、数万年〜１０万年以上であることが多い。
監視者クラスの成熟した文明種族ですらも、数十世代を数えることができるだけの長さと、豊富な経験値を有しているのだ。
またこうした豊富な経験値を持つがゆえに、安易な覇権主義に走る考え方は、戒められる傾向が強いのである。
◆盟主共同体（総称としての意味）
銀河列強が更に発展し、銀河社会の中心的な役割を担うようになったものが盟主共同体である。
盟主共同体もそれ自体は俗称に過ぎないが、多くの銀河系にこうした役割を持つ大規模な星間連合が存在しており、
銀河社会に参加する種族たちから信頼され尊敬され、リーダーシップを期待されているケースが多い。
多くの場合、銀河で最も広大な影響圏を持っており、銀河の３割以上に影響力を行使している。
その１方で「銀河全域を統一している」ケースは少なく、あったとしても小型銀河や中型銀河であると言われている。
また１部の例外を除いて、盟主共同体の政治中枢を担っているのは監視者種族である。
これは独占的なものではないが、銀河全体を視野に収めやすい監視者の方が、リーダーに相応しいからである。
歴史もそれぞれの時代枠に存在する列強の中で大抵は最も長く、数十万年から時には数百万年に及ぶ。
その分経験値も豊富であるため、対立事態への戒めや警戒感も強く、
盟主共同体が参戦するような星間戦火は滅多に起こらず、起きれば銀河の歴史を左右すると言われている。
（現に銀河大戦などと呼ばれる大規模な星間戦火は、数十万年に１度程度しか起きないというのが定説である）
（参照：ＧＤＷ投稿ガイドライン組織編）
また盟主共同体と言えど、永続的に銀河を統治できるわけではない。
数十万年から数百万年という長大な歴史を持ってはいても、いつかは終わりを迎える時がやってくる。
言い方を変えれば、銀河社会には数十万年から数百万年という周期で、盟主共同体の世代交代が起きる時代があるのだ。
そうして退潮・衰退する“先代盟主”に代わり、新たな盟主共同体が銀河社会の統治を受け継ぐことになるのである。
主な盟主共同体のリスト
◆監視者連合（総称としての意味、宇宙連合の解説を含む）
監視者連合は、その名の通り、監視者たちの議論の場として作られた情報共有組織である。
主に銀河団スケールで設置されているが、盟主共同体や銀河列強のように、固有の宙域を統治する組織ではなく、
高度な知性体である監視者たちが、宙域の問題点を認識し議論するために作られた環境である。
情報ネットワークとしての組織であるため、明確な拠点はなく、超時空に干渉する形で議論の場を設けるのが特徴だ。
このため、理論上は１億光年離れていてもほとんどタイムラグを起こさない。
この監視者連合の上位組織に当たるのが宇宙連合である。
宇宙連合は超銀河団スケールで設置される監視者の情報ネットワーク組織であり、
理論上は広い大宇宙に複数の宇宙連合が存在し得るが、
ＧＤＷ世界観においては有効宙域設定の都合上、リーヴァス宇宙連合のみがこれに該当する。
主な監視者連合のリスト
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【Meking Memo／設定補記】
固有の設定については2003年頃から構築してきたものだが、確立したのは2015年頃である。
銀河社会の主導権を握る星間連合の在り方を定義したもので、大まかに言えば国際連合がモデルになっている。
（ただしここで言う国連は、戦勝国の同盟＝連合国の別名ではなく、国家間平和維持システムとしての体制を指す）
単一の国家が覇権的な支配力を行使するようなスタイルは、「多様性の共生」を重視する銀河社会に似合わないからだ。
現実世界の地球では今もなおそうした覇権主義が影響力を持つが、銀河社会では「前時代的な発想」なのである。
宇宙ＳＦではしばしば、覇権的・強権的な勢力が、その権力を乱用して悪役然と振舞う世界観表現が見られるが、
ＧＤＷ世界観は宇宙戦争ものを創作の主旨としていないため、こういう“銀河帝国スタイル”は重視していない。
多様性という文脈の上では、そうした勢力も不可ではないが、平和を重視する以上原則的に少数派であるべきである。
ライバル的な関係を持つ盟主共同体とそれ以外の銀河列強は、政界で言う与党と野党のような関係に近いと考えて欲しい。
時に批判したり火花を散らすことはあっても、対立の論理が先行するようでは「レベルが低い」のである。
創作ものでは「戦いの物語が優先されがち」で「対立論を先行させがち」あるため、こうした発想には釘を刺しておきたい。
（参照：ＧＤＷ投稿ガイドライン組織編）
もう１つのポイントは「歴史観」であり、標準的な星間連合で数千年から数万年、
銀河列強で数万年から数十万年、盟主共同体で数十万年から数百万年という長さを目安に考えている。
永遠に同じ権威や体制が続くような考え方はＧＤＷ世界観にはなく、監視者＝神々にさえも世代交代があると考える。
これは民主国家において、議員や指導者に任期があるのと基本的には同じ考え方であり、
人類それ自体、世代交代を繰り返して種族の繁栄を維持し続けているわけである。
神話的なスケール感で永遠性を強調したい人は多いが、ＧＤＷ世界観ではあえてその発想を採用しない。
これは「万能なキャラクターが見せ場を独占することを戒める」考え方と基本的に同じものである。
多様性という考え方を重視するＧＤＷ世界観においては、そもそも「独占的」な発想を強く戒めており、
特定の時代枠において覇者になったり、リーダーになるキャラクターや組織はいても、それは決して永遠ではないのだ。
そういうことにしなければ、多様性を尊重する世界観のコンセプト自体を破壊する恐れがあるからである。
また数十万年というスケールは人間の感覚ではもはや永遠とほとんど変わらない（人類史の長さよりも長いからだ）ため、
感覚的な話では“繁栄時代”を区切っても、スケールの大きさは大差ないはずだと考えている。
因みに監視者連合の概念は2010年代に追加したもので、宇宙連合からの派生である。
ＧＤＷ世界観における宇宙連合は、宇宙を支配する組織ではなく、あくまでも情報ネットワークとして定義しており、
銀河の主力統治者である盟主共同体と明確な役割分担を行っているのが特徴である。
この宇宙連合の“銀河団バージョン”が監視者連合であり、スケールのクッションを挟む意図がある。
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| 【主な盟主共同体・監視者連合のリスト】 |
| 組織名 |
カテゴリ |
統合ナンバー |
設定概要 |
備考 |
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| アヴィエラ銀河連合 |
盟主共同体 |
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アヴィエラ銀河系で約200万年盟主格を担う。
主力監視者はアーヴィオンとベルセディス。 |
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| アトラス・イグザ銀河団監視者連合 |
監視者連合 |
TU-CUG01 |
アトラス・イグザ銀河団の監視者連合。 |
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| アトラス銀河連合 |
盟主共同体 |
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アトラス銀河系で約30万年盟主格を担う。
主力監視者はセラムとプレディアシス。 |
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| アノール銀河連合 |
盟主共同体 |
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エルピナス銀河系 |
【投稿組織】 |
| アミティル銀河連邦 ※過去史 |
盟主共同体 |
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カルセディア銀河系で約５万年盟主格を担う（※過去史）
基準年時代ではネアロカルセディア共同体に盟主を委譲。 |
【投稿組織】 |
| アムーグア銀河帝国 ※過去史 |
盟主共同体 |
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ユリス銀河系で約７万年盟主格を担う（※過去史）
6万年前の大変動で滅亡し盟主の地位を失った。 |
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| アルティオス銀河同盟 |
盟主共同体 |
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アリオナス銀河系 |
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| イグザ銀河連合 |
盟主共同体 |
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イグザ銀河系で約100万年盟主格を担う。
主力監視者はエクシマーとサンドリアン。 |
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| オーディエル・クルセア銀河団監視者連合 |
監視者連合 |
TU-CUG03 |
オーディエル・クルセア銀河団の監視者連合。 |
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| オーディス銀河共同体 |
盟主共同体 |
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オーディエル銀河系 |
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| オリオネス銀河連合（旧連合） ※過去史 |
盟主共同体 |
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アトラス銀河系で約50万年盟主格を担う（※過去史）
アトラス連合の先代の盟主で既に衰退。 |
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| グラントラクシア銀河団会議 |
監視者連合 |
TU-CUGS1 |
ゾアネスト・ソレイロードの監視者連合。 |
【投稿組織】 |
| クリティシア銀河連合 |
盟主共同体 |
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クリティアス銀河系 |
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| クリティアス・ハーヴェンツ銀河団監視者連合 |
監視者連合 |
TU-CUG05 |
クリティアス・ハーヴェンツ銀河団の監視者連合。 |
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| コルヴィアス・レイヴァーノ銀河団監視者連合 |
監視者連合 |
TU-CUG06 |
コルヴィアス・レイヴァーノ銀河団の監視者連合。 |
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| コロンガル銀河連合 |
盟主共同体 |
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シャルバロン銀河系 |
【投稿組織】 |
| サーヴェンティム銀河共同体 |
盟主共同体 |
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サーヴェンティア銀河系 |
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| ネアロカルセディア銀河共同体 |
盟主共同体 |
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カルセディア銀河系 |
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| フォルヴレイン銀河同盟 |
盟主共同体 |
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キュルティロン銀河系 |
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| メイフェル・ユリス銀河団監視者連合 |
監視者連合 |
TU-CUG02 |
メイフェル・ユリス銀河団の監視者連合。 |
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| ミゼル連合 |
盟主共同体 |
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ミゼアン連銀河系 |
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| リーヴァス・アヴィエラ銀河団監視者連合 |
監視者連合 |
TU-CUG04 |
リーヴァス・アヴィエラ銀河団の監視者連合。 |
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| リーヴァス銀河連合 |
盟主共同体 |
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リーヴァス超銀河系で約300万年盟主格を担う。
主力監視者はリヴレイズとネオシス。 |
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