【Meking Memo／設定補記】
2000年代から2010年代にかけて考証を繰り返してきた設定を再編したもの。
ＧＤＷ世界観に登場するキャラクターは、ファンタジー的な異能の持ち主であることが多く、
（誤解されやすいが、こうした異能は戦闘目的ばかりで使われるわけではなく、むしろ平和利用を重視している）
これを空想科学的にフォローするために編み出したコンセプトであると言える。
生命体が肉体と魂の２重構造を持つという解釈は、精神世界（宗教神話など）によくある考え方であるが、
ＧＤＷ世界観では肉体と魂に必ずしも序列的な関係を想定していないのが特徴の１つである。
精神世界では魂の救済を重視することが多いため、精神面（霊的要素）を上位に考えている場合が多いが、
ＧＤＷ世界観では「肉体も精神と同じくらい重要」であり、その価値を軽視してはいない。
（このコンセプトは肉体を持たない精神生命体が、肉体を持つ生命より進化が遅いなどの制約にも反映している）
またこの“２重構造”の拠り所をそれぞれ通常時空と超時空に潜在させることで、
生命が「通常時空の物理法則を超えた能力を発揮できる」という言い訳に使っているのも特徴だと思う（笑）
これは異能（波動能力）の解釈だけでなく、そうした超時空のルールを理解できる面でも活用している。
通常時空に単独で完結した存在ではないからこそ、異次元を認識できるという発想である。
進化においても、肉体面と精神（知性）面で２種類の進化が起きていると解釈しており、
このうちどちらかと言えば肉体よりも知性的な進化を、ＧＤＷ世界観では重視しているのも特徴の１つだ。
キャラクターの戦闘力などではなく、銀河社会という秩序を重視する世界観であるためだ。
またファンタジーでは個人レベルのパワーアップを進化と見なす発想が良くあるが、
ＧＤＷ世界観ではあくまでも「種族単位で起きる現象」と見なしている。 |
