ＧＤＷ生命因子と根源系統

ＧＤＷ-ＣＨＡＲＡＣＴＥＲＳ
（キャラクター設定集）

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					当カテゴリ

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★生命因子と根源系統　統合ナンバー：CX-Z01

　
　ＧＤＷ世界観には様々な種族が存在するが、それらには一定の法則が存在している。
　生命現象を司る生命存在場層は、種族や個体の特性及び、寿命に作用する波動情報から構成されているが、
　このうち主に種族の特性に関わる情報を、銀河生命学では生命因子（因子）と呼んでおり、
　この生命因子の特性を分類するカテゴリとして、根源系統及び系統種の概念が存在している。

　◆生命因子（略して因子と呼ばれることも多い）

　　生命因子（因子）とは、生命現象の種族特性に作用する波動情報の集合体であり、
　　生命存在場層の中心的な領域を占め、物質存在場層における遺伝子の領域と共鳴していると考えられている。

　　因子とは量子に似た振る舞いをするが原則として粒子の特徴を持たない波動パターンであり、
　　「現象（広義には生命現象に限らない）の原因となる」ことから「因子」という呼称が与えられている。
　　粒子（物質）の性質を持っていないために、通常時空における宇宙線などのエネルギーの干渉を原則として受けにくく、
　　惑星の秩序を超えて、種族的な特性が宇宙空間に伝播することを可能にしている。

　　こうした生命因子の空間伝播特性が生み出したものが系統種（下記）であり、
　　この系統種を分類する最も重要なカテゴリとして、根源系統の概念が銀河生命学に存在する。

　◆根源系統

　　根源系統とは、生命種族を形態及び特性の視点から分類する、銀河生命学の概念である。
　　現実世界における生物学の系統樹分類（哺乳類や爬虫類など）に似ているが、完全にイコールではなく差異もある。
　　大きく分けて９種類の根源系統が存在すると考えられており、
　　現在までに発見されているほとんどの生命体は、この根源系統の分類で説明することが可能である。
　　ただし生命群や準生命など、根源系統の分類で説明が難しい現象も、少ないながら存在する。

　　種族によっては、複数の根源系統の特徴を持つ場合も多く、こうしたケースは混合系統で分類される。
　　例えば世俗的に“獣人”と呼ばれるような特徴を持つケースは、ＧＤＷ世界観では概ね“麟人族”に分類される。
　　複数の根源系統にまたがってはいないが、根源系統内で更に派生的な特徴でグループ化が可能なケースもあり、
　　こうしたグループは派生系統と呼ばれて半ば独立して存在している場合もある。
　　また根源系統の直系は「属」、混合系統や派生系統は「族」と系統分類時の記述が少し変わる。

　　各種根源系統分類のリストと簡単な解説

　◆系統種（生命群のカテゴリを含む）

　　系統種とは、生命因子（因子）の根源系統上の類似性からグループ化された、種族の集団を指す用語である。
　　大きなグループから大系統、中系統、小系統に分けられている。

　　大系統は銀河を越えて広がる類似種族の大集団であり、概ね根源系統分類に従う（例外もある）
　　中系統は概ね銀河系内で完結する類似種族の集団であり、混合系統や派生系統のグループも多い。
　　小系統は惑星内か、局所的な宙域で完結する種族群を指すことが多く、亜種の多い種族が構成することもある。

　　また中系統レベルより階層が低い場合は、概ね種族を越えても交配が容易である場合が多いのに対して、
　　中系統を越えたグループになると、同じ根源系統に分類されていても交配が困難になるという特徴が存在する。
　　その１方で、超宙域など空間状態が不安定な領域では、存在場も影響を受けて変質しやすいことから、
　　しばしば中系統や根源系統をまたいだ混血や変種が誕生するケースが報告されており、
　　またこうした現象が繰り返されて、新たな系統種や混合系統が誕生するのではないかという説もある。

　　この系統種の分類以外に、特定宙域や惑星単位において、類似した外見や特性を持つ種族群が現われることがあり、
　　こうしたグループは生命群と呼ばれて、異なる位相で分類されることもある。
　　生命群はその広がりが小系統に似ているが、根源系統をまたいでいることも多く、収斂進化に近い現象である。
　　（ただし人為的な変質過程を経た、ジェネティックタイプの生命群も存在する）

　　主だった大系統のリストと簡単な解説

　◆系統起源体と属性化身体

　　系統起源体と属性化身体は、種族の枠組みから超越した、代表的な超生命のグループである。

　　系統起源体は大系統のような銀河を越えた生命種族の大規模グループを作り出した“系統種の創造主”に相当し、
　　高度に進化した監視者ないし調整者の高位体が存在場転生して誕生すると考えられている。
　　種族の輪廻のサイクルを越えた存在であるため、数百万年以上に渡って存在し続けることが可能で、
　　知性面でも調整者クラスに相当し、宇宙連合の最高幹部として宇宙の因果律に干渉する権限を持っているとされる。
　　ただし決して不死ではなく、いつかは寿命を閉じる時が訪れ、それはそのまま傘下の系統種の退潮を意味する。
　　（大系統起源体と呼ばれることもあるが、必ずしも大系統のみに現れるわけではない）

　　属性化身体も種族の輪廻サイクルを越えた超生命であるが、こちらは固有属性の管理者として存在するとされており、
　　宇宙における様々な現象の法則に主導的に干渉することが出来ると言われている。
　　系統起源体と同様、高度に進化した種族の高位体が存在場転生して誕生するというのが定説である。
　　ただしそれは宇宙環境を操作可能であることも意味しているため、身勝手な干渉は決して許されるものではなく、
　　また属性化身体と呼ばれるからには、その責任を熟知していると考えて良い（でなければこの格は与えられないのだ）

　　主だった系統起源体と属性化身体のリスト

　

【Meking Memo／設定補記】
　2005年頃に発案し、2010年頃にかけて発展、確立してきた空想科学的な種族分類の概念の１つ。
　実はＪＵＮ氏が同氏の１次創作世界観“魔法宇宙”内で導入していたＳＦ概念に影響を受けており、
　「惑星を越えて広がる類似種族のグループ」という考え方に魅力を感じ、ＧＤＷ世界観で独自に編集した設定である。
　生命因子が物質の性質を持たないという設定は、本文の通り「宇宙線などの影響を抑制する」ためのものであり、
　この特性を想定して、初めて銀河というスケールの世界に“生態系”の発想を持ち込むことが出来る。

　根源系統の概念は、本文で書いてあるように、現実世界の生物学における進化系統樹分類がモチーフになっているが、
　金属生命体や機械生命体、エネルギー生命体といったＳＦ・ファンタジー世界観特有の種族も特別視することなく、
　同じカテゴリ内で分類が可能なように、ＧＤＷ世界観独自の用語で再構成しているのが特徴である。
　こうした種族群は、既存のＳＦ・ファンタジー創作においてもしばしば「特殊な生命体」と見られがちであるが、
　それは有機物の肉体を持っている人類の目線に過ぎず、「人間原理」の最たるものだと言える。
　「あえて特殊化させる」選択肢もないではないのだが、Ｇ-ｍａ個人的には余り差別的に考えたくないのである。

　またファンタジー創作においては、しばしば「どうやって交配したんだ」と言いたくなるほどに、
　かけ離れた形態や生態の種族から、混血という設定のキャラが誕生する展開があるが、
　当然こういう現象は現実的には考えにくいため、ＧＤＷ世界観においても系統越え混血設定に制約を設けている。
　これは発想を縛るためのものではなく、むしろ裾野を広げるために作ったルールである。
　多少制約を想定した方が、実はアイデアの裾野は広がりやすく、世界観の安定性も維持しやすいのである。
　制約があるからこそアイデアが膨らむものであり、制約がないと返って暴走するリスクが高まるように思う。

　系統起源体の概念は、本文の通り大系統に代表される大規模な種族グループの「創世神」として作ったもので、
　系統種のルーツであるだけでなく、宇宙連合のような神話枠の組織の幹部格として想定している。
　実際の神話に登場する“神々”をモチーフにすることもあるが、余り人間味のあるキャラとしては考えていない。
　調整者を「文明を超越した知性」と定義するように、世俗的な先入観をはるかに超越した生命のイメージなのだ。
　ただし人間味がないからといって、悪役然と振舞うイメージもほとんどの場合ないため注意。
　善か悪か、光か闇かといった極端に２階調化されたイメージでＧＤＷ世界観を見るのは危険である。

　１方属性化身体は白銀の賢者氏の投稿をきっかけに作った「宇宙法則の管理者」である。
　こちらも系統起源体に準じる格のイメージだが、非生命の現象を主に扱うため、やや格が低いイメージもある。
　ただし「やや格が低い」と言っても宇宙法則をコントロールできる存在であり、安易に作って良いキャラクターではない。
　系統起源体や属性化身体に限らず、「宇宙法則に干渉可能」なほどの神話的な能力の持ち主を安易に扱うことは、
　「宇宙を舐めてかかっている」典型的な証左であるとG-maは考えるので、釘は刺しておきたい。

　

【各種根源系統分類のリストと簡単な解説】

根源系統名	主な根源系統の特徴	主な派生・混合系統	備　考
人　属	哺乳類系の人間型種族、すなわち霊長類に相当する。　生態特性は麟属に準じるため、根源系統を分けることには異論もある。　最も文明化に適した形態という説もあり、実際にその数も多い。	人麟族（猿人系等）	便宜上特化している（汗）
麟　属	人属を除く哺乳類系の種族を指す。　内骨格で体重を支え、柔らかい皮膚を持ち概ね胎生で子孫を残す。　※人属を麟属の派生系統と見なす説もある。	麟人族（獣人系等）麟泳族（水棲哺乳類等） ※人族（人属の別名）	俗に言う獣人タイプが多い。
竜　属	爬虫類や両生類に相当するが、派生的には鳥類や魚類まで内包する。　柔らかい皮膚ではなくウロコに覆われた皮膚を持つ点で共通する。　ＧＤＷ世界観では「龍」と書くと全く違う意味を持つため注意。	竜人族（リザードマン等）翔族（鳥類系等）泳族（魚類系等）	俗に言う竜人・鳥人タイプが多い。
甲　属	主に甲殻類や昆虫類に相当する。　硬い外骨格を持ち、この外骨格で体重を支える生態を持つ。　ただし貝類は、外殻を原則移動に使わないため繊属に分類される。	甲人族（虫人系等）甲繊族（ワーム系等）	俗に言う虫人タイプが多い。
繊　属	主に軟体動物を指すが、活動的な植物も含まれる。　内骨格を持たず、逞しい筋肉で体重を支える種族が多い。	繊人族繊甲族（貝類系等）
根　属	着底型の種族を指し、非活性の植物のみならずサンゴ類も含む。　着底するとほとんど動かないため、文明種族には余り向かない。	根繊族（サンゴ系等）
晶　属	均質化された体組織を持つ種族を指す。　主に無機質系種族に該当するが、必ずしもこれに限定はされない。	晶人族（無機結晶人類）晶機族（ロボ生体系等）	俗に言う金属生命体タイプだが、　機械生命体とイコールではない。
機　属	永久回転軸など、機械的な肉体構造を持つ種族を指す。　必ずしも金属組成に限らず、自然発生種はモノコック構造が多い。		俗に言う機械生命体タイプだが、　金属生命体とイコールではない。
空　属	物質的な肉体を持たないエネルギー生命体を指す。　長大な寿命を持つことが多いが、変化に疎く波動干渉には弱い。　ガス生命体には物質があるため晶属に該当する。	空晶族	俗に言う精神生命体タイプが多い。

　
【主だった大系統のリストと簡単な解説】（中系統のリストは各大系統のリンク先に記載）

大系統名	統合ナンバー	影響宙域及び主な特徴	備　考

アヴィエイル大系統空属	CX-Z01P01	空属系の大系統で、アヴィエラ銀河系発祥。
アトクルス大系統甲属	CX-Z01I01	甲属系の大系統で、アトラス銀河系発祥。
アルギメルト大系統晶属	CX-Z01S02	晶属系の大系統で、リーヴァス超銀河系発祥。
イクシエラ大系統繊属	CX-Z01C01	繊属系の大系統で、イグザ銀河系発祥。
オーディエル大系統竜属	CX-Z01D01	竜属系の大系統で、オーディエル銀河系発祥。	最初に作った大系統。
クルセイヴェン大系統麟属	CX-Z01A01	麟属系の大系統で、クルセア銀河系発祥。
コルヴィアス大系統竜属	CX-Z01D04	竜属系の大系統で、コルヴィアス銀河系発祥。
ザイオス大系統人属	CX-Z01H01	人属系の大系統で、ザイオス銀河系発祥。
ザイノクス大系統晶属	CX-Z01S03	晶属系の大系統で、ザイナックス銀河系発祥。
ザグネフィル大系統竜属	CX-Z01D02	竜属系の大系統で、ジェネフィル銀河系発祥。
スパクリーユ大系統晶属	CX-Z01SS1	晶属系の大系統で、テクノーヴァル銀河系発祥。	【投稿設定】原案：白銀の賢者
スフィドラシル大系統根属	CX-Z01W01	根属系の大系統で、グリッシオ銀河系発祥。
セイファルト大系統甲属	CX-Z01IS1	甲属系の大系統で、エルセイヴ連銀河系発祥。	【投稿設定】原案：白銀の賢者
ゼクシード大系統繊属	CX-Z01C03	繊属系の大系統で、リーヴァス超銀河系発祥。
ゼネローク大系統人属	CX-Z01H03	人属系の大系統で、コルヴィアス銀河系発祥。
ゾアヴィロン大系統繊属	CX-Z01C02	繊属系の大系統で、ゾアネスト特殊宙域発祥。
テブラミス大系統麟属	CX-Z01AS1	麟属系の大系統で、ハドケウリ銀河系発祥。	【投稿設定】原案：白銀の賢者
ネオディセキス大系統竜繊族	CX-Z01D05	竜繊族系の大系統で、セクトレアム銀河系発祥。　混合系統の大系統は珍しい。
ハウレイル大系統麟泳族	CX-Z01A02	麟泳族系の大系統で、ハウレイル銀河系発祥。　混合系統の大系統は珍しい。	鯨座から連想した。
フィルシュエント大系統泳族	CX-Z01D06	泳族系の大系統で、フィルシュレア銀河系発祥。　派生系統の大系統は珍しい。	魚座から連想した。
フォルセイド大系統竜属	CX-Z01D03	竜属系の大系統で、アヴィエラ銀河系発祥。
メイフェロン大系統晶属	CX-Z01S01	晶属系の大系統で、メイフェル銀河系発祥。
リーヴァス大系統人属	CX-Z01H02	人属系の大系統で、リーヴァス超銀河系発祥。

　
【主だった系統起源体と属性化身体のリスト】

キャラクター名	統合ナンバー	キャラクター概要	備　考

アヴィエイル		アヴィエイル大系統空属の起源体。
アトクルス		アトクルス大系統甲属の起源体。
アルギメルト		アルギメルト大系統晶属の起源体。
イクシエラ		イクシエラ大系統繊属の起源体。
オーディエル		オーディエル大系統竜属の起源体。
クルセイヴェン		クルセイヴェン大系統麟属の起源体。
コルヴィアス		コルヴィアス大系統竜属の起源体。
ザイオス		ザイオス大系統人属の起源体。
ザイノクス		ザイノクス大系統晶属の起源体。
ザグネフィル		ザグネフィル大系統竜属の起源体。
スパクリーユ		スパクリーユ大系統晶属の起源体。	【投稿設定】原案：白銀の賢者
スフィドラシル		スフィドラシル大系統根属の起源体。
セイファルト		セイファルト大系統甲属の起源体。
ゼクシード		ゼクシード大系統繊属の起源体。
ゼネローク		ゼネローク大系統人属の起源体。
ゾアヴィロン		ゾアヴィロン大系統繊属の起源体。
テブラミス		テブラミス大系統麟属の起源体。	【投稿設定】原案：白銀の賢者
ネオディセキス		ネオディセキス大系統竜繊族の起源体。
ハウレイル		ハウレイル大系統麟泳族の起源体。
フィルシュエント		フィルシュエント大系統泳族の起源体。
フォドルガーダ		フォドルガディア系統翔族の起源体。	【投稿設定】原案：白銀の賢者
フォルセイド		フォルセイド大系統竜属の起源体。
メイフェロン		メイフェロン大系統晶属の起源体。
リーヴァス		リーヴァス大系統人属の起源体。

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