|
|
|
|
| 出身地：惑星アーク |
【個体概要設定】
1997年（BWO-055）に東欧に生まれたアークスの元・少年。
2007年に忍び込んだ洞窟の内部に眠っていたケルカロイドの集団と遭遇し、取り込まれた経緯を持つ。
ただケミルが同化を強いられたユニットは上骸骨部分が欠けたものであったため、
「頭部だけ人間の少年の面影を残した奇妙なガイコツ兵」の姿に変異することになった。
（ただ変異によって血流が激減したため、顔は人間の形であるもののかなり青白く目の色も違う）
当然のことながらケミルは「頭部以外ほぼ白骨化した」自身の変異に強いショックを受けており、
持久力には優れていたことから、変異から１年以上はこの洞窟で暮らす道を選んでいる。
また「生きた骨格標本」のような体の構造上、声を出して喋る能力が失われており、
（実は“頭骨部分”に発声機能が一応仕込まれているのだが、ケミルは結果的に獲得できなかった）
代わりに念話能力を発揮できるようにはなっているものの、話し相手はしばらくいなかった。
そのケミルを“発見”し、表世界に連れ出す役割を果たしたのが、同族の“怪人”ビオル・カールであった。
ザトゥネス同盟が欧州各地に放置した“魔導科学の遺産”を探して訪れた古い洞窟で、
ひっそりと暮らしていたケミルを見つけたビオルは、１ヶ月ほどの間生活を共にして彼の心をほぐし、
最終的にはヨーロッパのアクエリアス支部に、ケミルを保護させたのである。
因みに見た目こそ「歩く骨格標本」のような体形であるが、実は人並み程度の力は普通に持っており、
関節も無機繊維でつながっているため、多少の衝撃では“脱臼”しないようである。
アクエリアスに保護されてからは、人間と同じ服を着て日常生活も送るようになっている。
もちろん「骨格模型」が外に露出するのは何かとまずいので、真夏でもかなりの“厚着”なのだが。
（右の画像は手が骨のままだが、実際には手袋を着用する）
また頭部以外「ほぼ骨」である所為で、腹腔部に当たる場所には大きな空間があるため、
知られたくないものを“隠し持つ”時にはこの空間を利用することもあるらしい。
ただしケミル自身はこうした“能力”を望んで得たわけではないため、かなり複雑な気分らしい。
（元々“恩人”ビオルのスキルだったものをケミルが拝借しているようだ）
|
| 時代枠：基準年時代／アーク大変動期 |
| 【CHARACTER'S SPEC】 |
種 族：
身 長：
身体出力：
精神出力：
属性評価：
主な能力：
：
：
改造年齢：
|
ケルカロイド（自立型）
162cm
Gex=2.0
Gex=2.2
（未定）
精神共鳴
（思念交流含）
他
１０歳（2007）
雄性起源→無性
|
| エピソード：クライシス |
【Meking Memo／設定補記】
2019年に初めてイメージしたキャラクターだが、原案は1980年代まで遡る古典キャラの１つ。
「頭部以外白骨化した少年」という、これまた変態的な妄想の産物である（核爆）
旧作キャラを全てＧＤＷ世界観にサルベージする過程でも、このキャラをどう解釈するかは難問だった。
しかしG-ma的には「単なる魔物キャラ・ゾンビ系」で終わりたくはなかったのである。
「ガイコツの形をした魔術のサイボーグ」という“結論”は2019年に閃いたばかりの設定であり、
そう解釈することでケミルを、ゾンビやアンデッドとは違う立場に置くことが可能になった。
ケルカロイドの種族設定の補記でも書いているが、「肉をそぎ落として骨だけになった」のではなく、
「骨が肉を食らって同化した」解釈であるため、そもそもが「ただの骨ではない」のだ。 |
【旧作画像】
| 1994（加筆） |
1993 |
 |
 |
|
|
|
|
|
| 出身地：惑星アーク |
【個体概要設定】
前世代史（19世紀頃）に中欧に生まれたアークスの元男性。
当時の秘密結社の“魔術実験”に巻き込まれ、ケルカロイドに変異した経緯を持っている。
ただ実験が不完全であったことが幸いし、ビオルは“完全なガイコツ兵”にならずに自意識を維持し、
（完全なケルカロイドは自我がなく、盲目的に命令に従う骨人形と化す）
“魔物”が跋扈するヨーロッパの裏社会を、巧みに生き延びることになった。
もちろん苦労も並大抵ではなかったが、耐久性に優れた体のため、生き延びることが出来たのだ。
その見た目は「派手な衣装を着たガイコツ男」であり、不気味な容姿だが性格はニヒルで陽気。
スーツは漆黒だが、中間色のアクセントを好み、スミレ色やミント色のネクタイを好んで締めている。
（もっとも首が文字通り“骨のように細い”ため、実際には隙間があるのだが）
またしばしばブロンドの長髪を持っていることがあるようだが、ウィッグであり地毛ではない。
どことなく時代がかった振舞いをするのも、“素体”が100年前の人間だからだ。
眼窩の奥には２つの赤い瞳があり、肉声で喋る能力もある（ケルカロイドのオプション機能に当たる）
ただし口腔・鼻腔と眼窩の穴はつながっており、タバコを吸うと眼窩から煙が出てきたりする。
自身をケルカロイドに変えた秘密結社つながりで「古い魔導科学の遺物」を探して放浪しており、
その過程で“同族”の少年変異体ケミルと出遭うきっかけも掴んでいる。
変異のため洞窟に引き篭もっていたケミルをアクエリアスに引き合わせた“功労者”と言えるだろう。
一応“元人間”であることから、世の中の様々な情勢に通じた“情報屋”でもあり、
中でも「魔物に関する情報」ではトップクラスの情報量を持つため、重宝されているという。
魔物に嫌悪感を持ち、その駆逐を好む魔物ハンターの阿倍慎二ですら、その情報力には重きを置く。
（そもそもビオルは「純粋な魔物ではない」ので、慎二の標的としては優先されないのだ）
アクエリアスとも独自のパイプがあり、竜王の対ＭＢＳ工作を支援したこともある。
スーツ姿であることを除けば常に“軽装”であり、何も持ち歩いていないように見えるが、
実は七つ道具とも呼べる様々なアイテムを、服の内側に隠し持っていたりする。
ケルカロイドはガイコツ同然の体であるため、腹腔部には大きな空間が存在しており、
ビオルはこれを“胸ポケット”や“腹ポケット”などと呼んで活用しているのである。
（普通の人間なら内臓が収まっている部分がそっくり空洞になっているからこそ出来る芸当だ）
そしてこのケルカロイドならではのスキルは、後にケミルも受け継いでいる。
|
| 時代枠：基準年時代／アーク大変動期 |
| 【CHARACTER'S SPEC】 |
種 族：
身 長：
身体出力：
精神出力：
属性評価：
主な能力：
：
：
改造年齢：
|
ケルカロイド（自立型）
174cm
Gex=2.0
Gex=2.3
（未定）
精神共鳴
（思念交流含）
他
２５歳（19世紀）
雄性起源→無性
|
| エピソード：クライシス |
【Meking Memo／設定補記】
2019年に初めてイメージしたキャラクターだが、原案は1990年代前半まで遡る準古典キャラの１つ。
イメージソースは古典的なファンタジーに出てくる“ガイコツ兵”そのものであるが、
「主役達の味方として振舞う陽気な怪人」のポジションを考えて出来た設定である。
『ワンピース』の＊＊＊＊にそっくりであるが、モチーフではない（そもそも＊＊＊＊より古い）
キャラクターの原点は、鬼太郎のような「人間に味方する妖怪」のイメージだったが、
「ガイコツ型強化兵」ケルカロイドの設定を作った際、このキャラも使えると判断して再編し組み込んだ。
悪夢のような境遇を強いられた少年ケミルのサポーターとして、またとない存在だったのだ。
因みにドクロ顔の強化人間と言えば『ワッハマン』がいるが、ビオルはそんなにチートではない。
キン骨マンみたいにすぐバラバラになったりはしないが、能力は人並みである。 |
【旧作画像】
| 1994 |
|
 |
|
|
|
