ＧＤＷ-ＬＯＣＡＴＩＯＮＳ
（舞台設定集）
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当カテゴリ
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★カリオス・ゲイト・テクトラクタ（Kariosgate-techtracta／ＫＳＧＴ）　統合ナンバー：LB-ATT006
カリオスゲイト・テクトラクタ全景
所属銀河系 アトラス銀河系（LG-01G01／ＧＤＷ版天の川銀河） 【銀河マップ】（マップ左にカリオスゲイトがある）
天体分類・サイズ等 テクトラクタ（同心円中型／有効直径約10万km）
主要国家等 カリオス連盟機構（首都に相当）
主要天体史 オリオネス銀河大戦（基準年時代）
アリエル危機（近未来史／約100年後）
アトラス移民紛争（近未来史／約1,300年後）
クロイティス銀河大戦（遠未来史／約１万年後）
【舞台概要設定】（設定補記／固有舞台リスト／関連設定リスト）
　カリオスゲイト・テクトラクタは、アトラス銀河系中層部に位置する、中型のテクトラクタである。
　超光速回廊の中継用時空ゲイトを重心に持つ中継テクトラクタの１つで、カロリアス腕の玄関口とされる。
　アトラス・テクトラクタからオルガーナゲイトにつながるアトラス回廊の中継ポイントであるが、
　ローカル宙域を結ぶカロリアス回廊の中継ゲイトでもあるため、やや複雑な構造を持っている。
　回廊ゲイトを保護するタキオンフィールドリングの周囲に都市機能を内包するリングコロニーが取り巻いており、
　最も外側のリングは直径１０万ｋｍほどになる（現実世界の海王星の直径の２倍に及ぶ）

　アトラス銀河系の銀河列強の１つであるカリオス連盟機構の管理下にあり、首都機能を担う経済要衝である。
　構造はオリオネスゲイトに似ているが、リングコロニーの数はこちらが多く、スケールは逆にコンパクトなのが違いである。
　居住人口は100億に迫るとされており、経済要衝であるため流動人口は更に数倍に及ぶ。
　カリオス連盟宙域は都市化された移民惑星や宇宙基地が多いが、その中でも屈指の“大都市”だろう。
　リングコロニー群は外から見れば細く見えるが、実際には巨大な構造物であり、
　内部には広大な立体都市群が積み重なり、バイオコロニーも数多く整備されている。

　カリオス連盟の盟主格の１柱であるカリオロイドの出身宙域カリオス・セクターの外縁部に存在するため、
　（首都宙域であるため、同テクトラクタを含めてカリオス・センターと呼ばれることもある）
　特殊な主星であるカリオス・コアから恒星風に乗って流れてくるカリオニクス（カリオス因子）の影響を若干受けているが、
　この超因子の影響は宇宙服仕様のエーテルスーツがあれば防ぐことが可能である。
　およそ１５万年ほど前に着工され、建造に数万年をかけたといわれており、
　比較的コンパクトな構造ながら、その技術水準は実はアトラス銀河系でも屈指であるとされている。

　基準年時代に勃発したオリオネス銀河大戦においては、銀河統一を目論むタイランタ銀河連邦が、
　対決するアトラス連合攻略の足がかりとしてカリオスゲイトに艦隊を侵攻させているが、
　カリオス連盟軍はこれをきっちり阻止し、連盟宙域が連邦軍に蹂躙される最悪の事態は防いだ。
　また基準年時代から間もない近未来史において、漂流武装勢力である新アリエル帝国が同宙域に進出した際も、
　カリオス・センター周辺宙域が１時混迷したが、大事には至らなかった。
　ただ新アリエル帝国が引き起こしたカリオス・コアの人為バースト事件の際は、混乱が生じたようである。

　更に未来においては、約1,300年後に起きたアトラス移民紛争や約１万年後のクロイティス銀河大戦において、
　銀河系の外縁寄りにあるこのテクトラクタは何度か目を付けられており、その頻度はオルガーナゲイトよりも多いが、
　アトラス連合と強い結びつきを持っていることもあり、最悪の事態は回避し続けている。
　とりわけアトラス・テクトラクタやプレディアス・リングシステムがヴァーツの侵攻で荒廃したクロイティス大戦の際は、
　かなり危機的な状況に陥ったと言われているが、それでも荒廃には至らなかったという。

　
【Meking Memo／設定補記】
　2004年頃から2012年頃にかけて作成・考証した、複数の設定群を再編整理したもの。
　ＧＤＷ世界観における銀河社会の中心的な都会型ロケーションとして整備した設定の１つで、
　発想の起源はテクトラクタという舞台装置の“元祖”であるアトラス・テクトラクタにあるが、
　超光速回廊の中継ステーション（巨大なスターゲイトのようなものだ）を擁するため独自の外観になっているのが特徴。
　重心に当たるものが言わば「人工的なワームホール」になっているのである。

　旧作画像を見れば分かるが、当初はこの回廊ゲイトも、リングコロニー部分と同様に３Ｄモデルで作成していたが、
　３Ｄモデルではどうしても回廊ゲイトの非物質的な雰囲気を上手く表現できなかった（G-maのスキルの未熟さもあろうが）ため、
　最新画像では２Ｄで加筆する方式に変えており、結果的により良いイメージになっている。

　大規模なワープゲートを持つ宇宙基地という発想は、すぐに思いつきそうなものであるが、
　ＳＦ作品では余り頻繁に見かけないアイデアでもある（任意にワープできる宇宙船があれば必要ないと考えるのだろうか？）
　スペースオペラジャンルの２大巨頭である『スターウォーズ』と『スタートレック』にはどちらも存在しないし、
　ワープゲートを中心ガジェットにした『スターゲイト』は陸上に置く小型の「どこでもドア」タイプだった。
　『宇宙戦艦ヤマト２１９９』のゲシュタムの門がある意味では１番近いが、ゲートのデザインは平面的なものだった。

　またゲートの周囲に、サービスエリアのように宇宙ステーションが併設されているケースも余り見ない。
　近いと言えるのは、安定したワームホールの近傍に宇宙基地がある『スタートレック・ディープスペースナイン』であるが、
　ワームホールはたまたま自然に出来た（？）もので、宇宙基地の１部ではないのである。
　他方、未来の宇宙技術を考証する書物などでは、「ブラックホールを利用する宇宙基地」のアイデアがある。
　ブラックホールの強力な重力からエネルギーを引き出すために、周囲に巨大なリング基地を作ろうというアイデアで、
　ワームホールを利用するのとは違うが、ビジュアル的には近いと言えるだろう。

　
【旧作画像】
2012
　
【固有舞台リスト】
固有舞台名 舞台カテゴリ 統合ナンバー 舞台概要 備　考
カリオス・ゲイト 建造物（非物質） 超光速回廊の中継用時空ゲイト。
　テクトラクタの重心であり超光速回廊につながる。
アトラス回廊 超光速回廊 アトラス銀河系の主要超光速回廊の１つ。
カロリアス回廊 超光速回廊 アトラス銀河系の主要超光速回廊の１つ。
タキオンフィールド・リング 建造物 LB-ATT006B01 カリオスゲイトを保護するリングシステム。
第１リングコロニー 建造物 LB-ATT006B02 カリオスゲイト・テクトラクタの同心円構造物の１つ。
第２リングコロニー 建造物 LB-ATT006B03 カリオスゲイト・テクトラクタの同心円構造物の１つ。
第３リングコロニー 建造物 LB-ATT006B04 カリオスゲイト・テクトラクタの同心円構造物の１つ。
第４リングコロニー 建造物 LB-ATT006B05 カリオスゲイト・テクトラクタの同心円構造物の１つ。
第５リングコロニー 建造物 LB-ATT006B06 カリオスゲイト・テクトラクタの同心円構造物の１つ。
シップレーン（回廊） 建造物（総称） リングコロニー内にある宇宙船用スカイレーン。
　大中小のサイズがあり、周囲に立体都市が広がる。
リングコロニー宇宙港 建造物（総称） リングコロニーに設置された巨大な宇宙港施設群。
　
【関連設定リスト】
関連名称 設定カテゴリ 統合ナンバー 主な名称の概要 備　考
カリオス連盟機構 組織（国家連合） TU-ATU20202 アトラス銀河系の銀河列強の１つ。
　カリオスゲイト・テクトラクタを管理する組織。
オリオネス銀河大戦 歴史（時代枠） 基準年時代に起きた大規模な星間戦争。
アリエル危機 歴史（時代枠） 近未来史に起きた紛争の１つ。
アトラス移民紛争 歴史（時代枠） 近未来史に起きた紛争の１つ。
クロイティス銀河大戦 歴史（時代枠） 遠未来史に起きた大規模な星間戦争、ヴァーツ危機の１つ。
中継（ゲイト）ステーション 舞台（建造物） 超光速回廊のゲイトを擁する大型の宇宙基地。
　テクトラクタ級のサイズを持つこともある。
超光速回廊 舞台（建造物？） タキオンチューブ方式の宇宙ハイウェイ。
　宇宙船の超光速性能を加速する効果を持つ。
テクトラクタ 舞台（建造物） 惑星のサイズを超える巨大な宇宙ステーション。
　銀河列強の首都などの役割を持つ都市複合体。
バイオコロニー 舞台（建造物） テクトラクタ内などに設置された自然再現区画。
　箱庭状だが環境循環が制御されている。
リングコロニー 舞台（建造物） リング状の宇宙基地の総称。
　テクトラクタに良く整備され、惑星の直径を超えることが多い。
カリオス・セクター 舞台（宙域） カリオロイドが誕生した太陽系。
　カリオス・センターと呼ばれることもある。
トラクシズン キャラクター分類 テクトラクタの市民を意味する。 【投稿用語】
カリオニクス（カリオス因子） アイテム
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