GDW雑記帳

     

 
★考察70――2020年“コロナ・クライシス”についての見解(緊急追記版3/2022年01月15日作成)
 

  本考察は、考察70の“2022年版追記シリーズ”である。
  主にコロナクライシスの現状と行方を俯瞰したものであり、2021年版も作っている。
  時事見解特集にも書いている通り、筆者は原則的に新型コロナウイルスそれ自体は、
  強毒性の破壊的なウイルスだとは考えていないが、世界中に広まったパンデミック事態に対し、
  人類文明がこれをコントロール出来ていない事実は重く受け止めるべきであり、
  地球環境問題とも広義にはオーバーラップする、人類文明への大きな警鐘だと考えている。

 (2022.1.13追記↓/02.16/03.22/09.27)

 【1/13追記】(1部追記はそれ以降の情勢を含む)

  “第6波”がついに始まった、という見方が多い。
  2022年始から日本で急激に目立ちだした、新型コロナの感染拡大のことである。
  昨年の秋に第5波が収束してから、数ヶ月ほどは世界的に見ても感染が少ない状態が続いたが、
  やはり「このままでは終わらなかった」ということなのだろう。

  1/12の新規感染数は昨年9月以来の1万人越えであり、感染力の強さが警戒されている、
  新変異株の1つ“オミクロン”の影響も指摘されているようだ。
  またこの1週間ほど前に始まった感染拡大は、数ヶ月ぶりの“1,000人越え”を機に、
  4日間ほどは毎日“倍々ゲーム”で増え続けたのも不気味な情勢であった。
  その後いったんピークアウトしたが、再び増えだした矢先に1万人を越えたのである。
  昨年末までは300人越えも珍しかったことを思うと、明らかにフェイズが変わったと言える。

  ただこの感染拡大に対して、重症者数や死者数は比例して増えていない。
  今までも重症者数や死者数は必ずしも比例していなかったが、今回は更に加速度が緩いのだ。
  オミクロン株は「重症化しにくい」という見方が多いのもその背景かも知れない。
  “ウイルス側の事情”として、“宿主”を殺してしまったら増えることが出来ないため、
  適度に毒性を抑えた方が「共存しやすくなる」ことは確かであり、
  こうした視点から「このまま新型コロナは普通のウイルスになる」という見方もあるらしい。

  逆に「毒性の強い変異株が新たに出てくる」警戒論もまだ根強いのだが、
  上記の通り「宿主との共存」が最終目標なら、強毒性ウイルスが登場するのは矛盾と言える。
  もちろんウイルスの突然変異に“意志”がない限り、そういう事態もあり得るのだが、
  強毒性のウイルスは「宿主を殺す」リスクが高いため、実は爆発的には感染拡大しないのだ。
  感染力が強いというのは、毒性面では大したことがないという証左でもあるのである。
  だから例えばエボラ出血熱などは、新型コロナのような爆発的な拡大は起こさないのである。
  (2014〜2020年の大流行はアフリカ中部一帯に広がったが、過去例よりも致死率は低かった)

  新型コロナがこれだけ世界中に広まったのも、グローバル時代という背景もあるが、
  本質的には「ウイルス自体の毒性が強力ではなかった」ことが大きな根拠の1つなのである。
  オミクロン株よりは毒性が強いとされるデルタ株でも、感染者の9割は自然快復しており、
  感染者の3割以上が死亡したMERSの時とは毒性の程度が全く違うのだ。
  (MERSもコロナウイルスの新変異株による感染症で、主に中近東で流行した)
  ワクチン接種率を含む「国の差異」はあるが、目下新型コロナの感染致死率は2%前後であり、
  季節性インフルエンザよりは高いものの、過去の強毒性ウイルスとは大きく違うのだ。

  昨年末辺りから、欧米で新たな感染拡大が起きており、マスコミの注目を浴びている。

  1月からはイギリスやフランスで1日の新規感染者数が20万人を越え、
  アメリカに至っては100万人を越すなど、日本とは文字通りケタから違う爆発的拡大であるが、
  (昨夏にインドで感染爆発が起きた時の3倍の数字が今のアメリカで出ているのだ)
  こちらも感染拡大の加速度と、重症者や死者数の増加は比例していないと言われている。
  まさに「毒性が低いからこそ大流行している」ことがよく分かるのである。

  日本は(欧米もだが)新たな感染拡大に戦々恐々としているが、いい加減慣れて欲しいものだ。
  “コロナ慣れ”を悪く言う人もいるが、慣れと軽視は違う、筆者も軽視しろとは言わない。
  筆者は以前からの持論として「新型コロナの完全収束はない」という立場を維持する。
  新型と書かれるように、それ自体がコロナウイルスの突然変異株のグループであるわけで、
  過去から何度も変異を繰り返し、まさに「風邪の原因」の1つになってきたのだ。
  ゆえに完全な収束を期待するのは逆効果であり、社会活動を締め付けるだけだと思うのである。
  これは筆者だけの特異な発想ではなく、2020年頃から多くの識者が指摘してきたことだ。

  私たちが目指すべき方向性は「コロナとの共存」ではないのだろうか。
  この視点が抜け落ちる限り、新型コロナ問題は半永久的に影を落とし続けると思えてならない。
  繰り返されるウイルスの変異に、私たちはいつまで怯え続けねばならないのか。
  いつまで社会活動を制限し、引き籠もりに近い暮らしを強いられ続けるのだろうか。
  強毒性ではないはずのウイルスと共存出来ないほど、人類は脆弱な種族に成り果てたのか。

  もちろん重症化し、死に至る人たちの苦悩は壮絶なものだろう。
  呼吸器の疾患はつまり「息が出来なくなる」ことを意味し、それは最悪の苦痛の1つだ。
  しかしそれは感染者の総数の中でわずかなものであり、多くは高齢者や既往症の持ち主である。
  こうした人たちは新型コロナに限らず、過去からリスクを負ってきたのではなかったか。
  また“ウイルス弱者”に社会の方を合わせるべきだというなら、そういう改革が必要ではないのか。
  障碍者のためのバリアフリーと同じ発想を、ウイルス弱者に当てはめれば良いだろう。
  それが不可能なほど、人類は硬直的な動物ではないと筆者は思うがいかがか。

  どう考えても「新型コロナが特別扱いされなければならない理由はない」と筆者は思えるのだ。

  社会不安を積極的に煽り立てるマスコミの悪癖も極めて残念である。
  もしかしたら新型コロナは、インフルエンザ程度の扱いで十分共存出来るのかも知れないのに、
  戦時レベルの緊急事態を煽って世界経済を萎縮させているとしたら「罪深い」だろう。
  日本でも新たな感染者数が先週と比べて何倍とか、特定の曜日では記録越えとか、
  細かいことばかり書いているメディアがあるが、いつまで表層の数字にこだわり続けるのか。
  そんな暇があったら「ウィズコロナのアイデア」でも記事に書けと言いたいのである。

  WHOが1時期、中国に忖度するようなコメントをしてきたことも含めて、
  新型コロナウイルスには“中国陰謀論”が今も根強く存在する。
  筆者は「新型コロナウイルスは中国の生物兵器である」という陰謀論を支持しないが、
  “ゼロコロナ政策”で感染拡大を抑える中国と、感染爆発を止められない欧米の惨状を見るに、
  中国のプロパガンダに都合の良い状況が生まれていることについては懸念が強い。
  マスコミの“新型コロナの特別扱い”も結局、中国のプロパガンダに利するものではないのだろうか。

  2022/01/22追記の追記……1/22、新型コロナの日本国内の1日の感染者数が5万人を越えた。
   先週初めに1万人を突破してから、1週間も経たずに5万人という“大記録”を作ってしまったわけで、
   「これがオミクロン株の浸透力か」と筆者も少し圧倒されているところがある。
   ただ欧米は更に凄い数字が出ている……フランスで40万人越え、アメリカで140万人越えといい、
   まさに昨年の感染拡大期が色褪せる状況になっているのだ。
   日本も2020年の第1波のピークの頃には、1日700人くらいで大騒ぎしていたものである(苦笑)

   感染拡大の加速度には不安が募るが、1方で人間の視野や数字に対する客観性の乏しさも痛感する。
   このところの感染拡大で、日本の新型コロナの累計感染者もついに200万人を越えてしまったが、
   インフルエンザでもこのくらいの数字が出ることは、実は珍しいことではないのだ。
   2020年3月のパンデミック宣言の頃からすれば随分と広がってしまった感は確かにあるが、
   それでも「特別扱いせねばならない理由がどこにあるのか」との問いに対する答えは出ていないのだ。

   慎重な医師は「インフルエンザと同一視するな」と言い張るが、その根拠は何なのか。
   そもそもインフルエンザだって、重症者や死者が多数出るケースは幾らでもあるはずなのに。
   専門家ならではの“視野狭窄”は起きていないのか、素人が偉そうだがそういう疑念もあるのである。
   更に言えば、経済活動との両立のために、1部の国に“ワクチン全体主義”が生まれている。
   ワクチン陰謀論など支持しないが、それは国家が強制しなければいけないものだろうか。
   国民を縛り付けないと新型コロナに勝てないのだとしたら、それこそ中国の“大勝利”ではないか。
   「それ見たことか、西側の民主主義などこの程度のシロモノだと証明したではないか」などと言いそうだ。

   実のところ、筆者も「絶対的な自由主義」はカオスしか生み出さない、という考え方であり、
   秩序を守るにはルールが必要であると考える立場だが、中国の監視社会化はやり過ぎに見える。
   (そもそも共産党独裁の中国では、監視社会化による“ディストピア化”が民主国家より起きやすいと思う)
   中国的な統制をしないと、秩序が維持できないのだとしたら、文明種族として情けない気もするのだ。
   そういう意味では、コロナクライシスはまさに「文明の在り方を問うている」のかも知れない。


 【2/16追記】(1部追記はそれ以降の情勢を含む)

  新型コロナの累計感染者数(確認症例数)が4億人(全人類の5%超)を突破した。
  先月末の時点で3.7億人に達していたが、半月で更に3,000万人感染者が増えた計算になるから凄い。
  1ヶ月で8,000万人も増えた(!)先月よりは感染拡大が鈍化しつつあるとの指摘もあるが、
  それでも日本などでは高止まりしており、2月の始めには1日の感染者数が10万人を越える日もあった。
  死者数の累計も2万人を越え、累積の感染者数は400万人を越えたと言われている。

  1月に90万人増えた時も驚きであったが、その後半月余りで更に130万人以上も増えたことになるのだ。
  ……それでも1日に100万人以上の感染者を出したアメリカの10分の1程度なのだが。
  2022年が明けてからのわずか2ヶ月弱で、日本の感染者数は文字通り2倍になったのである。
  ピークアウトしたように見える感染者数に対し死者数は増え続けているが、これは過去もそうだった。
  (第1波の頃から、感染者数と死者数の日当たり増大のピークアウトは1ヶ月前後ズレる傾向が見られる)
  なので、筆者の“予想”が外れていなければ、2月末〜3月初め頃には死者数増大もピークアウトすると思われる。

  “K防疫”を自慢していた韓国も、2月に入って1日の感染者数がついに4万人を突破する事態となった他、
  香港でも1日に2,000人を越える感染者が報告されてにわかに緊迫感が漂いつつある。
  今やほぼ完全に中国の1部と化した香港は、最近までコロナ対策の“優等生”と言われていたものだが、
  それでもオミクロン株の“猛攻”を防ぎきれないことが実証された形である。
  中国本土では目立った感染拡大はないが、それでも1日に数十〜100人前後の報告が続いており、
  北京で開催された冬季五輪大会は、“無菌室レベル”で観客や感染疑い者を締め出す極端な措置となった。
  (聖火ランナーを十分な距離があっても「人民が事実上直視できない」措置はやり過ぎとの批判も多い)

  コロナクライシスの“オミクロン・シーズン”がこのまま拡大し続けるのか、あるいは収束に向かうのか、
  その展開が今後のコロナ対策の重要な“見極め”の1つとなりそうな気配もあるように思う。
  1部の研究者が言うように「オミクロン株でコロナ危機が終焉するかどうか」はまだ断定できないわけだが、
  わずか1ヶ月余りで感染者が1億人も増えるような“大爆発”は1つの象徴的な契機になったのではないか。
  実際に欧米はこんな状況でもあえてロックダウンをせず、コロナと共存できるか否かの見極めに入っているのだ。
  人類は戦後最大のパンデミックを克服できるのか、それともウイルスに嘲笑われるのか。
  “ウィズコロナ”の取り組みがいまいち目立たない日本にとっても、参考になると思うのは筆者だけだろうか。

  2/27追記の追記……やはりと言うべきか、オミクロン・シーズンの拡大に鈍化が見え始めた。
   日本は2月初めに1日の感染者数が10万人を越えたが、第2週以降にはこうした事態が報告されておらず、
   今なお数万人規模で“高止まり”している感はあるものの、徐々に減っている印象はあるからだ。
   死者数は先日300人を越えるなどまだ明確なピークアウトが見られないが、3月上旬が1つの見極めかも知れない。
   それでも2月の1ヶ月で、実に200万人以上の感染者が出たのだから驚きではある。
   緊急事態宣言こそ出ていないが、蔓延防止重点措置は延長されており、まだまだ神経を使う日々が続く。

   隣の韓国は更に急激な変化を見せている……下旬には1日の感染者数が17万人と日本のピークを越えており、
   ワクチン接種は進んでいるものの、K防疫の感染抑止作戦は事実上突破された印象である。
   この状況が目下白熱する大統領選に、どう影響してくるのかも興味深い。
   香港でもその後感染拡大が進み、1日の感染者数が6,000人を越えるケースがあった。
   日韓に比べると少ないが、これまでの中国の感染状況を見ると、相当に増えてきた印象がある。


 【3/22追記】(1部追記はそれ以降の情勢を含む)

   新型コロナはどこに向かおうとしているのだろう。
   感染力がひときわ強いとされる、オミクロン株が猛威を振るい出して3ヶ月ほどが経った。
   相対的に重症化しにくいと言われるものの、感染者が極めて多い、つまり“分母”が多いために、
   結果的に重症者も高止まりするという状況になっているところが多いようだ。

   日本では2月初旬に1日の感染者数が10万人を突破した後、徐々に減ってきてはいるが、
   それでも3月中旬の時点でなお1日に5万人前後の数字が出ており、
   2020年からの累積感染者数はついに600万人を越えた……国民の5%に当たる数字である。
   しかもこのうち実に400万人以上が、2022年に入ってからのものなのである。
   蔓延防止重点措置も2回の延長の後、3/22に全面解除となった……裏目に出なければ良いのだが。

   更に“爆発的”なのは韓国である……先月末の時点で1日の感染者が20万人前後と日本を越え、
   3/16には何と60万人を突破してきたのだ……かつて“K防疫”を自慢した国の状況とは思えない。
   感染拡大にも関わらず規制を緩和し続けたのが裏目に出た、という見方が多いと言われているが、
   「重症化しにくい」とされるためか、この措置に対する批判は少ないようである。
   それでも「分母が多い」ので、死者も1日に400人を越えるような状況になっている。
   これまでの情勢から言っても、死者数のピークアウトはずれ込む傾向なので、まだ増えるだろう。

   韓国の累積感染者の総数は、今や900万人を越えて日本の数字を突破してしまっている。
   1週間も経たずに100万人以上を上乗せし続けているのだから無理もない。
   振り返ると信じ難いが、2021年までの累積は70万人未満(日本は170万台)だったのである。
   つまり800万人以上に上る感染者が、2022年が明けてからのわずか2ヶ月半に集中しているのだ。
   しかも韓国の人口は日本の半分以下、5,200万人ほどである……感染人口比は20%に迫る。
   「日本よりはマシ」だったはずがこうなって、韓国人のプライドも傷ついたのではなかろうか。
   (追記の追記……その後韓国の感染者累計は、4月を迎える前に1,000万人を突破した)

   欧米は先にピークアウトしているが、累積感染者数は韓国と大差ない所が多い。
   イギリスやフランスも2,000万人を大きく越えている……総人口6,000万人台であることを考えると多い。
   アメリカに至っては8,000万人を越えている……世界の感染者の2割近くを占める数だ。
   人口は3億人余りなので、感染人口比は25%に迫っていることになる(英仏は既に30%を越えている)
   そしてこれらの国々も規制を緩和している……ウィズコロナへの移行と言えば聞こえは良いが、
   「もはやコロナは止められない」という諦観の表れにも見えて複雑である。

   中国圏もオミクロンに翻弄され始めているようだ……“先行”しているのは香港であり、
   1日の感染者数が先日5万人を突破した……総人口700万人の都市でだ、これは東京の状況を凌ぐ。
   中国本土でも1,000人単位のクラスターが報告され、ロックダウンされる街が複数出てきている。
   10万人単位の数字が出ている日韓に比べればマシだが、久しく聞かなかった数字である。
   中国は無菌室のようなバブル方式で冬期オリンピックを強行開催し、成功を高らかに謳ったが、
   そこから1ヶ月も経たないうちにこういう状況になって、さぞ苦虫を噛み潰していることだろう。

   もちろん、半永久的に新型コロナに怯え続けるのも、進歩のない話ではあろう。
   どこかでウイルスとの共存に舵を切らないと、全人類が引き籠もりになってしまい兼ねない。
   オミクロン株はそうした「人類の視野の切り替え」を促すために出てきたのかも知れない。
   また最近更に新たな変異株が出てきているらしいが、ウイルスは変異するものだから、
   こういうピリピリした状態をいつまで続けるのかというテーマも、大きな問題に違いないだろう。

   ウイルスとの共存と言えば、「コロナとインフルの同時感染」というケースもあるらしい。
   新型コロナが猛威を振るい始めた2020年頃、季節性インフルエンザの流行が鈍化したことがあったが、
   同時感染というケースは「新型コロナが定着しつつある」示唆の1つとは言えないだろうか。
   しかも報道の空気を見る限り、この同時感染は新たな緊張を起こすほど深刻な状態ではないのだ。
   もちろん油断は出来ないが、新型コロナが「普通の風邪に戻る」兆候なのかも知れない。
   現時点ではあくまでも筆者の憶測であるが、意味深なケーススタディなのである。


 【9/27追記】(1部追記はそれ以降の情勢を含む)

   コロナクライシスも3年目の後半に差し掛かった。
   筆者も8月のお盆休み頃、2度目の長期発熱を起こし、2021年春に次ぐコロナ再発を疑っている。
   (発熱10日後に簡易抗原検査を受けたが陰性だった、既にウイルスが消えた可能性もある)
   感染者が1日に20万人前後という“第7波”の真っ只中だったのであり得る話だ。
   因みにPCR検査もワクチン接種も筆者は受けていない……単に面倒臭い(をぃ)からだが、
   それでも「解熱剤を飲んで休養すれば治る」ことは改めて証明できた(苦笑)

   日本のコロナ対策は当初“優等生”だと言われたものだが、改めて振り返ってみると、
   「感染拡大のピークをずらして医療崩壊を阻止する」のが主な政府の戦略だったわけなので、
   遅れたピークが後になって出てきただけ、という見方も出来るのではないだろうか。
   日本と同様に初期に成果を出した韓国やオセアニア諸国も、後になって大流行が起きている。
   ゼロコロナに固執する中国ですら「止め切れていない」わけである。

   追記が滞っていた(苦笑)5〜8月の間にも新しい変化があった。
   まず日本の“第7波”である……7月頃に始まり、1日の感染者数が20万人という、
   これまでにない“新記録”が出ており、国別の月間感染者数も“世界一”になってしまったらしい。
   もっともこれは、欧米の再拡大が先にピークアウトしたのも考慮する必要がある。
   2020年からの累計で言えば、フランスなどは3,000万人を突破してブラジルの累計を越え、
   国民の半数を既に超えているため、数字の上では明らかに日本より先行しているのだ。

   ただ日本も累計で2,000万人に迫っており、残念ながら“世界平均”は越えてしまった。
   (6月頃までは、G7で唯一日本だけが“平均値未満”だったのだが)
   世界全体の累計は8月末に6億人を突破している……この半年余りで2億増えた計算だ。
   またこれまでコロナ進入を否定し続けてきた北朝鮮も“発熱者急増”を認め、
   検査結果などは不明のためあくまでも“感染疑い”だが、その数は既に500万人近い。
   既に累計2,000万人を越えている韓国よりはマシだが、侮れない数字である。

   それから最近もう1つ、コロナクライシスが中々収束しない“黒幕”を知った。
   それは「医療利権とワクチン副作用」が、コロナ禍を長引かせているという可能性である。
   コロナワクチンと言えば「マイクロチップで市民を操るためだ」などという、
   B級SF映画のような“陰謀論”が、アメリカなどでちょくちょく話題に上がるらしいが、
   ここで書いているのは、もっとリアルな“談合”や“不祥事”の疑惑である。

   ストレスを和らげるために一般薬物を過剰摂取する“オーバードーズ”の問題があるが、
   ワクチンも3度、4度と同じものを短期間に繰り返し接種することで、
   免疫不全を起こし返って健康を損ねてしまい、場合によっては命を奪ってしまうという、
   中々にヤバい可能性が海外の論文に提出されているそうである。
   このワクチンによる免疫不全疾患を「VAIDS(ヴェイズ)」と呼ぶそうだ。
   まさに「ワクチンによるエイズ」という問題が、論文という形で指摘されているのである。
   (因みに最初の“V”はワクチン=VACCINEの頭文字である)

   新型ウイルスなどの毒性を相殺するために、「ウイルス特性を反映した抗体」を先に接種し、
   まさに「機先を制する」ことがワクチンの基本的な役割であるが、
   何度も同じワクチンも接種することで「自然の免疫力を弱体化させる恐れ」があるのだ。
   インフルエンザのように年1回とかだとそれほどダメージはないのかも知れないが、
   新型コロナワクチンはこの2年余りで既に4回を数えているので、
   人体が「ワクチンのオーバードーズ」を起こしてしまう可能性もあり得ないとは言えない。
   マイクロチップのような“陰謀論”よりもはるかにリアルな話なのだ。

   そして医療界は「ワクチンビジネスの促進」のため、この話に目を瞑っているというのだ。
   また以前からそうだが、医療をビジネスとして考えた場合、
   「病人が多い方が医者が儲かる」という、眉を潜めるような利権構造が存在する。
   実際医療・薬剤の世界は数十兆円というカネが動く、重工業に次ぐ巨大経済圏を誇っている。
   病人が増えれば増えるほど儲かるという意味では、軍需産業と似たところがある。
   となれば、軍産複合体ならぬ「医産複合体」の利権構造を疑っても良い理屈ではあろう。

   更にこの疑惑に追い打ちをかけるのが、超過死者数の問題である。
   超過死者数とは、一般的な死因などを実際の死者数から差し引いたものであり、
   その数が多いケースは、大規模な災害や戦争の勃発などが原因であることが多いが、
   最初にコロナクライシスが勃発した2020年、日本の超過死者数はなんとマイナスであった。
   大規模な感染爆発が起きた欧米諸国は軒並み10万人単位の超過死者数がいたが、
   日本は感染拡大に厳重な警戒態勢を取ったためか、逆にマイナスに転じたのである。
   G7では唯一のケースだ……日本のコロナ対策が「初期には」優れていた証拠の1つだろう。

   それが、2021年には6万人を越える超過死者数を数えたと言われているのだ。
   ちょうど遅れていたワクチン接種が、日本で加速した時期と重なるのはただの偶然だろうか。
   誤解を避けるために断っておくが、筆者はワクチンの効果自体は否定していない。
   しかし「短期間に何度も接種する必要が本当にあるのか」という違和感は確かにあった。
   岸田総理も4回ワクチンを打ちながら、結局コロナに感染しているではないか。
   人工的に作った抗体で機先を制するとは言え、ワクチン療法が完璧じゃないのは確実である。
   それを大々的にPRする時点で「談合疑惑」の背景は十分に想像可能である。

   「ワクチンを打ったら死ぬ」という陰謀論もひところ話題になったが、これはミスリードである。
   センセーショナルで極端な話題に人間は影響されやすいが、そういうのは誤解が多い。
   ここで懸念されている「ワクチン問題」は、過剰摂取ならぬ“過剰接種”が主な論点であり、
   人工的に作られた抗体を、短期間に大量に体内に入れることの“副作用”が問題なのだ。
   この辺りの論点を整理しないか、適当に扱うから変な陰謀論が出てくるのである。
   ワクチン自体が死に直結するなら、インフルエンザワクチンで大量死が起きるはずであろう。

   伝染病による医療崩壊を警戒するなら、非常用の病床確保が大事だと筆者は前から考えるが、
   現状は「ワクチンビジネス」でむしろ病人を増やすかのような状況だというのである。
   しかも病床が埋まった方が病院は儲かるため、病床確保に消極的な状況は変わっていない。
   (更に民間病院が多い日本は、残念ながら医療利権の闇は世界でも深い方だと言える)
   それで医療崩壊が起きればまさに“自業自得”だと思うが、自覚症状がないなら重症だろう。
   案外B級映画のような「ワクチン陰謀論」も、現実逃避のための情報操作なのかも知れない、
   そう勘繰ってしまうほどに、“白い巨塔”のどす黒い利権構造に改めて眉を潜めるのだ。

   残念な話であるが、人間とは所詮「この程度の動物」なのである。
   世界中を意のままに操る、神のような大天才が裏社会にいるわけではない、ということだ。
   現実はもっと泥臭く、欲望のままに他者を踏み台にする、カネの亡者たちが大勢存在し、
   時折踏み台にされた社会的弱者が“暴発”して“革命”を起こすというわけである。
   SF映画のような謀略ネタはある種のロマンであり、何らかの謀略自体はあるだろうと思うが、
   実際にはもっとドロドロした利権や覇権の奪い合いであり、数千年前から繰り返されている風景だ。
   宇宙人やチートな魔王など必要ないし、彼らもこの程度の動物に大して興味はないだろう。

   こんなことを書いているが、実は筆者は人類という文明種族の“伸び代”には期待している。
   将来的にはもっと洗練された社会を作る“潜在能力”はあると考えているのだ。
   ただし現時点では「この程度の動物」であり、野生動物から少しだけ進化したに過ぎない。
   神のような大天才が、この程度の動物から生まれるわけもない、という考えなのである。
   また本当にそんな大天才がいたら、こんな泥臭い利権争いには興味を示さない気がするのだ。
   医療利権に群がるカネの亡者たちの“レベル”がまさに、その証左なのである。
   学歴的には元々エリートだったはずの連中も、この程度の利権争いが大事だということだ。

   上で「この程度の動物」が繰り返す歴史のパターンを示唆したように、
   医療利権に群がる者たち(医療界権威・製薬企業・政治家など)がこのままビジネスを続け、
   コロナ収束どころかむしろそれに逆行するような「背信行為」を続ければ、
   「社会的弱者が暴発して革命を起こす」リスクを懸念せねばならなくなるだろう。
   既に「ワクチンビジネスの失敗が第2の薬害エイズ訴訟に発展する」可能性が指摘されている。
   理性的な裁判で終わればまだ「不幸中の幸い」かも知れない……日本の未来は大丈夫か。

   改めて書くが、筆者は別に「ワクチンそのものが有害なのだ」とは考えていない。
   しかし医薬品も過剰摂取すれば麻薬と同じであるように、“過剰接種”は問題であり得るし、
   「ワクチンに依存する」ことも国民の健康維持にリスクになる可能性を懸念している。
   これは空想逞しい陰謀論ではなく、十分に科学的なテーマだと思うがどうだろう。
   少なくとも“VAIDS”のリスクを警告した論文の作成者は、そう考えているはずである。
   今のところこの論文に対する、効果的な反論はなされていない。
   マスコミも含めて、ただひたすら無視するだけだ……権威主義者の傲慢が見事に出ている。

   既往症の持ち主や高齢者が重症化しやすいのは、コロナに限らずあらゆる疾病に当てはまる。
   だから彼らの「以前からあるリスク」のために病床を確保して備えることがベターであり、
   国民を「ワクチン漬け」にすることが答えではないと考えるのである。
   国民の総体的な健康維持よりも、ワクチンビジネスが大事だとすればまさに国民への背信で、
   訴えられても仕方なく、医療関係者を名乗る資格などないのではないだろうか。
   医者や薬剤師だけでなく、医療に関わる全ての人間がそれを改めて肝に銘じて欲しいものだ。
   その反省がなされなければ、日本の医療は既に崩壊していると言わざるを得ない。