GDW-LOCATIONS
(舞台設定集)
当カテゴリ
★惑星レイオスLaos 統合ナンバー:LP-ATT20001
惑星レイオス全景
所属銀河系 アトラス銀河系(LG-01G01/GDW版天の川銀河 【銀河マップ】(マップ左寄りにレイオスがある)
天体分類・サイズ等 第1種惑星(陸海比3:7/直径10,800km)
主要文明種族 レイオシス(人口数十億)
主要国家等 (レイオシス文明)
主要都市等 レイティス
並行時空等 不明
主要天体史 レイオス大変動(超古代史/約18万年前)
オリオネス銀河大戦(基準年時代)
クロイティス銀河大戦(遠未来史/約1万年後)







舞台概要設定設定補記固有種族リスト固有舞台リスト関連設定リスト
 惑星レイオスは、アトラス銀河系オリオネス腕(渦状星雲系)に属する中型の岩石惑星である。
 海洋優勢の第1種惑星で、2つの小さな衛星を持っている。
 個性的な生態を持つ、ヒューマノイド監視者種族のレイオシスを生んだ惑星で有名であり、
 大気が淡く“高次発光”しているため、暗闇の夜がないという特徴を持つ(監視者発祥の惑星に多い)
 夜自体は存在するが、大気発光のために、空は薄暗いながらも幻想的な青緑色に染まるのである。

 監視者発祥の惑星としては比較的銀河社会に開けており、名所は銀河的に観光地化されている。
 オリオーネス・センターの1角に位置するため、オリオーネス星雲に近く、昼でもその姿が見えるが、
 夜間は大気発光の効果も相まって、絶景と呼ぶに相応しい光景になるらしい。
 レイオシス自体が、この星雲が定期的に起こすバースト現象の恩恵を受け進化したことは有名であり、
 そのためレイオシスにとって、夜空に輝く星雲はあたかも母親のように感じるという。
 またレイオスが属する太陽系も7重連星であり、星雲が見えなくても夜空が暗黒にはならないという。

 地表は比較的なだらかであるが、標高の高い山岳地帯や高原も各地に存在しており、
 レイオシスの都市核はしばしばこうした地形の境界部に、コンパクトな集合体として作られる。
 雌雄両性を一生の間に経験するレイオシスにとって、「多機能性」は文明社会維持の重要な鍵であり、
 都市設計においてもこうした価値観が反映されていると言われているが、
 ただ多機能なだけでなく、優雅と呼ぶに相応しい洗練されたデザインも特徴である。
 流線形を都市の外観によく取り入れており、これは風の流れを制御するためだという。

 まるでユートピアのような風景を持つレイオスであるが、過去には混乱の時代もあった。
 十数万年前に遡るが、レイオシスが現在のような変異性両性体質を確立させたきっかけとなった、
 オリオーネス星雲のバースト時、惑星レイオスも1時的に荒廃した時代がある。
 7重連星もこの変動に連動したため生態系が激変し、大絶滅に近い事態となったと言われている。

 また基準年時代においては、オリオネス銀河大戦に伴う宙域封鎖の煽りを受けており、
 15年以上に渡って、星間交易の手段をほぼ完全に失う混迷の時代があったと言われている。
 これはオリオーネス・センターが、タイランタ連邦宙域の中に楔のようにはまっているためでもあり、
 所属するアトラス連合タイランタ連合摩擦の最前線にあったことが災いでもあった。
 この情勢が解消するには遠未来史において、オリオネス銀河連合の誕生を待つことになる。

 
レイオシス
Meking Memo/設定補記
 2000年頃から2006年頃にかけて作成・考証した、複数の設定群を再編整理したもの。
 レイオシスの設定確立とほぼ並行して生まれた設定であり、
 進化した宇宙人の住む惑星として、淡いオーラのような大気に覆われた惑星のイメージになった。
 こうした発想は、惑星オルガノーズ遊星セラフィスにも共通している。

 『スターウォーズ』で描かれた惑星オルデランコンセプトアートの影響も受けているが、
 レイオススーパーレーザーで粉砕されるような運命はないので悪しからず(苦笑)
 基本的に流線形の優雅な都市が点在するリゾート惑星のイメージであるが、
 「ユートピア固定」も味気ないため、混迷した過去史も想定している。
 リアルな世界の歴史というのは単調ではなく、波を持って繰り返すと考えるためである。

 
【旧作画像】
2008 2006
 
固有種族リスト
固有種族名 種族カテゴリ 統合ナンバー 種族概要 備 考
レイオシス 文明種族(監視者 CS-ATT20001H01 惑星レイオス出身の文明種族。
 一生のうちに雌雄の両性を経験する体質を持つ。
 
固有舞台リスト
固有舞台名 舞台カテゴリ 統合ナンバー 舞台概要 備 考
レイティス 都市核 LP-ATT20001-S21301 レイオス首都に相当する都市核。
 
関連設定リスト
関連名称 設定カテゴリ 統合ナンバー 主な名称の概要 備 考
星雲バースト 現象
レイオス大変動 ※過去史 歴史(時代枠)
オリオネス銀河大戦 歴史(時代枠) 基準年時代に起きた大規模な星間戦争
オリオネス・センター ロケーション(宙域) オリオネス腕の要衝宙域。
 オリオーネス星雲レイオスが属する。
オリオーネス星雲 ロケーション(天体) オリオネス腕を代表する散光星雲
 レイオシスの進化に大きな影響を持つ。
GDW世界観におけるオリオン大星雲
アトラス銀河連合 組織(星間連合) TU-ATU19901N アトラス銀河系の盟主的な星間共同体
アーク連合 ※未来史 組織(星間連合) アークスネヴィリアンの連合体制。
 後にレイオシスも参加する。
オリオネス銀河連合 ※未来史 組織(星間連合) オリオネス腕に誕生する新銀河列強
 アーク連合を母体としている。

          


★惑星レイオス・固有舞台特集
 

 ここでは惑星レイオス固有舞台について解説する。

 レイティス

 
惑星レイオス
◆レイティス 統合ナンバー:LP-ATT20001-S21301
 
 レイティス惑星レイオス首都に当たる都市核である。
 中央政府の議会が存在し、曲線と直線を織り交ぜた優雅でシャープなビルが多い。
 どこか抽象的なディテールのビル群は、レイオスの伝統的な様式でもある。
 人口は200万人ほどで大都市だが、必ずしもレイオスで最大の都市というわけでもない。

 惑星の低緯度と中緯度の境界付近にある、海岸沿いの準平原に作られており、
 平原に点在する丘陵地帯を立体的に縁取るような町並みが広がっている。
 平原地帯の草原や森林と上手く共存しており、リゾート都市としての価値も高い。
 (監視者惑星への旅行は、まるで聖地巡礼のように精神を癒やす効果がある)

 
【Meking Memo/設定補記】
 2013年頃に初めてイメージした舞台設定。
 ただし2005年頃にはすでに漠然としたイメージがあり、流線形の彫刻のようなビルが建ち並ぶイメージは、
 『スターウォーズ・エピソード3』の惑星オルデランのコンセプトアートに影響を受けたところがある。
 (ただし最終的にこのアートは本編に採用されなかった、旧作小説版にも挿絵があるが、これとはデザインが違う)