GDW-CHARACTERS
(キャラクター設定集)
当カテゴリ
★ザイローム・アーマロイドZeirom-Armoroid 統合ナンバー:CS-ATU19601F02
出身天体 アトラス銀河系/オリオネス腕/タイタニア・テクトラクタ、他
根源系統 ※装甲服ユーザのため系統分類外
系統詳細 ※装甲服ユーザのため系統分類外
各種評価
評価指標








生 態 平均体格 平均出力 平均寿命
多様(主に2性) 1.8m Gex=4.5 原種に準じる
能力評価 知力評価 社会評価 総合評価
4.5 原種に準じる 原種に準じる

【評価概要】
 軟式装甲服ザイローム・アームズのユーザーを指す。
 人属系のユーザーが多いがそれに限定しない。
 銀河で最も高度な戦闘服の1つとされる。
種族概要設定設定補記個体リスト関連設定リスト

 ザイローム・アーマロイドは、特殊軟式装甲服ザイローム・アームズユーザーを指す用語である。
 装甲服の使用者に過ぎないため、厳密には種族には該当しないが、
 ヒューマノイド種族のユーザーが多いが、ユーザー種族自体は限定されない)
 独特の形態と能力を有する「戦士」であることから、広義の分類としてここで特集する。
 また、ザイローム・アームズに関する解説も本特集で兼ねる。

 ザイローム・アームズは、タイランタ銀河連邦基準年時代に開発した装甲服であり、
 オリオネス銀河大戦実戦投入されたことで有名なジェネティック兵、ザイロームノイド起源を持つ。
 微細結晶の装甲と軟性の関節を持つ“万能機動歩兵”ザイロームノイドの特性を、
 不可逆の強化兵ではなく、着脱可能な装甲服としてシステム再編したものである。

 ギゾロイドなどと同じく、可逆式ザイオロイド系列兵器に分類され、
 可逆式であるが故に、不可逆系のザイロームノイドに比べると有効スペックはやや劣るとされる。
 しかしそれでもザイロームノイドに準じる高い真空耐性や装甲強度を有しているため、
 多少のスペック低下は問題にならないほど、高い能力を発揮可能なのである。

 AWO-010代(2060年代)限定的な量産化に成功しており、
 その1部はオリオネス大戦でも使用されたが、戦況を変えるほどの影響はもたらさなかったようだ。
 すでに“原形”ザイロームノイドが大量に実戦投入され、アトラス連合側もその対策を進めていたため、
 「着脱できるザイローム兵」は大きな変化になり得なかったと言われている。
 ただその“万能性”はむしろ戦災の被災地や、戦後の復興時にクローズアップされており、
 1部のユーザ=ザイローム・アーマロイドは英雄の如き評価を受けたらしい。

 またこうした可逆性の高位戦闘服システムは、“帝国の遺産”との関連も疑われている。
 ザイローム・アーマロイドの場合、原形であるザイロームノイド自体にその疑惑があるが、
 ザイロームノイドを「着脱可能にした」ザイローム・アーマロイドは、
 ザイロームノイド以上に帝国の遺産1部兵器が持つとされる特性を強く示唆していたのだ。

 
タイタニア・テクトラクタ
Meking Memo/設定補記
 1998年頃から2016年頃にかけて作成・考証した、複数の設定群を再編整理したもの。
 設定のベースになったザイロームノイドと共に、『テッカマンブレード』に影響を受けており、
 着脱可能な戦闘服システムという意味では、ザイロームノイド以上に“テッカマン的”とも言える。
 ただ連想の経緯としてはあくまでもザイロームノイドの延長であり、直接のモチーフではない。

 ザイロームノイドもそうであったように、「エッジを立てた特撮ヒーロー風戦士」のイメージであり、
 ギゾロイドなどでも同じことが言えるが、「表情演技可能なマスクオフ風味」のデザインを重視している。
 またこうしたアイデアは、GDW世界観銀河社会においては、必ずしも特別なものではなく、
 エーテルスーツに代表されるように、標準化された技術の延長線に存在している。

 これは「唯一的なスーパーパワー」という発想を、現在のG-ma余り好まないためだ。
 SFメカのアイデアでも、“試作機”よりも“量産機”を好むのである(ただし“カスタム機”は大好きだ^^;)
 ジェネティックキャラ(強化人間)の中には、試作枠としてデザインしたケースも多いが、
 実戦型の影が薄くなるほどチートなスペックは、出来るだけ与えないようにしている。
 ヒーローものもそうだが、“試作機礼賛”的な発想はどうしても1部のキャラやメカを「特別扱い」してしまい、
 パワーインフレの温床になったり、「その他大勢」が霞んでしまうからである。

 
種族個体リスト
個 体 名 統合ナンバー 生態特性等 主な個性や特徴 備 考
【1998〜2003】
クレイ・カイン
F02-N19801 男性 ザイローム・アームズの若年ユーザの1人。
ディウス・レンド
F02-N19901 男性 ザイローム・アームズの若年ユーザの1人。
【2004〜2009】
【2010〜2015】
【2016〜2021】
その他種族関連設定リスト
関連名称 設定カテゴリ 統合ナンバー 主な名称の概要 備 考
ギゾロイド キャラクター種族(戦闘服ユーザ) CS-ATU19601F01 タイランタ連邦が開発したザイオロイド系列兵器
ザイローム・ノイド キャラクター種族(ジェネティック) CS-ATU19601G21
軍用ジェネティック キャラクター種族群(生命群) 軍事用のジェネティックで、要は強化兵のこと。
 (軍事目的を除くジェネティックも存在するため)
タイランタ銀河連邦 組織(星間連合) TU-ATU19601N アトラス銀河系の列強勢力の1つ。
 多くの軍用ジェネティックを開発している。
タイタニア・バイオ・ラボ
TBL
組織(研究組織) TU-ATU19601D タイランタ銀河連邦ジェネティック研究機関。
 略してTBLと呼ばれることが多い。
オリオネス銀河大戦時代 歴史(時代枠) HB-ATWN001 基準年時代に起きた大規模な星間戦争
 アトラス連合とタイランタ連邦が正面衝突した。
ザイオロイド系列兵器 アイテム
ザイローム・アームズ アイテム
帝国の遺産 アイテム
 
 

 

 
 

 
★ザイローム・アーマロイド個体特集(1998〜2003年)
 
★ザイローム・アーマロイド/クレイ・カイン
 統合ナンバー:CS-ATU19601F02-N19801
設定画(2019※仮着色※装着時
出身地:惑星リドムス(AC-123) 【個体概要設定】
 基準年時代に生まれた移民系アナリアン元・少年
 ザイローム・アームズ試作モデルのモニターとして選ばれており、惑星リドムスの出身。
 「連邦のサイバーテクノロジーは銀河で最高水準だ」と教えられてきたため、
 その新たなシステムのモニターに選ばれたことを誇りに思っている。
 (連邦圏で暮らす青少年の価値観としては、こういう考え方は珍しいものではない)

 ザイローム外装展開時はオレンジと青のカラフルな装甲に覆われ、やや身長も伸びている。
 ただクレイ自身はあくまでもモニターであり、戦闘アクションのパフォーマンスは行うが、
 実戦経験はなく、実際の戦場の苛酷さも良く分かっていない。
 そのため銀河大戦終戦後、連邦軍が銀河にもたらした混乱の実態を初めて知ることになり、
 (リドムスはリドリアス戦役後、目立った戦禍には遭遇していない)
 自らのアイデンティティが誇るべきものか否かでしばらく悩むことになった。

 転機が訪れたのは第1次アリエル危機が勃発したAWO-082(2133年頃)であり、
 外宇宙から進出してきたサイバネティック兵団である新アリエル帝国の脅威に対して、
 初めて「アトラス連合とタイランタ連邦が共闘する」場面を見ることとなり、
 またクレイ自身も戦火の被災者を守るために「初めて実戦に参加」することで、
 (最前線での激闘ではなく、あくまでも戦災の被災者を保護するための民兵としてだが)
 戦場の現実とその選択の意義をより深く知る機会を得たのである。

 
時代枠:基準年時代オリオネス大戦期
【CHARACTER'S SPEC】
種   族:

身   長:
身体出力:
精神出力:
属性評価:
主な能力:





装 備 等:
ザイローム・アーマロイド
(アナリアン素体)
1.6〜1.8m
Gex=2.5〜3.9
Gex=3.9〜4.5
(未定)
念動・熱線
高速飛翔
精神共鳴
(思念交流含)


多様
(システム関連機能)


エピソード:
【Meking Memo/設定補記】
 1998年頃に初めてイメージしたキャラクター。
 しばらく個体名が決まっていなかったキャラをサルベージした1人である。
 ザイローム・システム「着脱可能な戦闘服」としてアレンジしたシリーズの初個体。
 カラフルなカラーリングは“試作型”であるためとしているが、
 “不可逆系”のザイロームノイドもカラフルなケースが多いので、その延長上とも言える。

 G-maサイバーキッズ系キャラは「強化を強いられた個体の反逆」というケースが多いが、
 そればかりだとワンパターンになるため、クレイのケースでは変化を付けている。
 タイランタ連邦人道的とは言えないサイバネティック研究を行っているが、
 必ずしも“絶対悪”ではないため、「強化を望む者もいる」と想定しているからだ。
 クレイ自身はジェネティックではないが、「連邦軍を誇りに思う連邦市民」の位置付けで、
 それゆえに「祖国の闇に苦悩する」キャラとして考証している。
【旧作画像】
1998
 

 
★ザイローム・アーマロイド/ディウス・レンド
 統合ナンバー:CS-ATU19601F02-N19901
設定画(2022※仮着色※装着時
出身地:惑星バロス(AC-333) 【個体概要設定】
 基準年時代後期に生まれた移民系アナリアン元・少年
 惑星バロス(AC-333)の出身であり、オリオネス大戦期の末期に生まれ、
 近未来史にかけて銀河大戦後の激動期を生きている。
 ATUシンパの活動家が多いバロスでは反連邦抵抗活動が頻発しており、
 ディウスの少年期から青年期にかけても、こうした事件が相次いだ。

 また銀河大戦終結直後にはゼノム漂流艦隊襲撃事件も起きたため、
 市民の安全を確保するため、1部志願者に簡易式アサルトスーツを支給しており、
 その中に量産型ザイローム・アームズがあった。
 民兵が使うことを想定した仕様であるため、正規のシステムより水準は低いが、
 それでも不測の戦災などにおける生存率を飛躍的に高めることが期待される。
 ディウスもこうしたザイローム・アームズを手に入れた1人だったのだ。

 そしてそのことが、更に数十年後に起きたアトラス・アリエル危機において、
 ザイローム・アーマロイド“民間有志連合”参加するきっかけとなったのだ。
 この有志連合を呼びかけたのがクレイ・カインであり、
 最終的にこの有志連合はクレイやディウスなどのザイローム・アーマロイドだけでなく、
 エルティロイドのユーザも参加する1大民兵勢力となったのである。


時代枠:基準年時代オリオネス大戦期
【CHARACTER'S SPEC】
種   族:

身   長:
身体出力:
精神出力:
属性評価:
主な能力:





装 備 等:
ザイローム・アーマロイド
(アナリアン素体)
1.6〜1.8m
Gex=2.5〜3.6
Gex=3.6〜4.2
(未定)
補助念動・電撃
高速飛翔
精神共鳴
(思念交流含)


多様
(システム関連機能)




エピソード:
【Meking Memo/設定補記】
 1999年頃に初めてイメージしたキャラクター。
 ザイローム・システム「着脱可能な戦闘服」としてアレンジしたシリーズの2人目であるが、
 個体名クレイよりも先に決まっている(笑)
 カラフルなカラーリングが特徴であるクレイよりも狙って“地味配色”にしており、
 これは「民間に払い下げられた量産兵器」であるためである。
 とはいえザイローム系兵器なので、普通のアーマースーツの類より高性能なのだが。
【旧作画像】
2017 1999