ＧＤＷ-ＣＨＡＲＡＣＴＥＲＳ
（キャラクター設定集）
◇
◇
当カテゴリ
◇
◇
★サイエンディアス（Ziendius）　統合ナンバー：CS-EPA22101H01
出身天体： エルピナス銀河系／アナローグ腕／惑星イルディム
根源系統： 人属／リーヴァス大系統人属
系統詳細： エルリアス系統人属
各種評価：
（評価指標）
生　態 平均体格 平均出力 平均寿命
雌雄2性型
胎生		 1.7m Gex=5.5 4,000年
能力評価 知力評価 社会評価 総合評価
６ ６ ７ １９

【評価概要】
　基準年時代においては概ね監視者種族。
　クールで計算高く経済に強いが、
　寡占問題の先に迫害を受けた歴史を持つ。
【種族概要設定】（設定補記／個体リスト／関連設定リスト）

　サイエンディアスは、惑星イルディムを発祥とする人属系のヒューマノイド種族である。
　クウィンディエスやケイオルディスの近縁に当たり、長い耳を持っているが、
　灰色に近い薄黄色の肌と、金色の瞳を持つことで知られている。
　30万年以上前にクウィンディエスから分化した種族だが、ザイオノイドではなく、
　頭の回転が早いことで知られ、保守的なクウィンディエスよりも視野が広く行動的だ。
　経済や金融に強いことでも有名であり、技術者としても優秀である。

　基準年時代においては監視者に相当するが、エルピナス銀河系で活動する個体は少なく、
　むしろスレイク銀河系やリーヴァス超銀河系などに移民したグループが多い。
　とりわけスレイク銀河系において、経済界で大きなシェアを持つ種族として知られる。
　銀河盟主格であるメルベンダーよりも、経済界においては影響力が強いという説もある。
　（リーヴァス超銀河系は巨大な銀河であるため、これほどの影響力はない）

　ただしその経緯には、神々の黒歴史に相当する暗い歴史が影を落としている。
　まだ開発者であった20万年ほど前には、エルピナス銀河系で絶大な影響力を有し、
　クウィンディエスの影響力に迫るほどのシェアを持っていたと言われているのだが、
　これを疎ましく感じたクウィンディエスとの間に、しばしば摩擦を起こしていたという。
　更にサイエンディアスにとって不幸だったのは、クウィンディエスの変種個体として、
　その後の銀河史に影を落とす、ネルフ・ハイゼンドラスが政権を取ったことだった。

　ネルフはサイエンディアスの寡占的な影響力を削ぐために、苛烈な経済制裁を課し、
　これに反発するサイエンディアスとの間に、紛争事態が生起することになった。
　（ネルフが意図的に開戦を煽ったという“伝説”もあるが、歴史解釈には諸説ある）
　そしてこの紛争によって、出身惑星イルディムを破壊される憂き目に遭ったのである。
　母星を失っても活動出来る程度には、銀河社会に開けた種族ではあったが、
　多くの個体がエルピナス銀河系に見切りを付けて、銀河外への移民を選んだという。

　もっとも少数とは言え、監視者に進化したサイエンディアスの影響力は今も銀河に残り、
　ゼントリストやシュヴェルティンといった経済に優れる種族の相談役として活躍する。
　とりわけ同じ中系統に属するゼントリストとは相性が良いという。
　またクウィンディエスとの摩擦で知られるもう１つの種族であるケイオルディスも、
　元々はサイエンディアスから派生したというのが定説であり、その恩恵を強く受ける。
　ケイオルディスがクウィンディエスと相性が悪い原風景も、ここにあるという説がある。
　（クウィンディエスと紛争を起こしたのも理由だが、更に古い因縁の候補なのだ）

　
【Meking Memo／設定補記】
　2021年に初めてイメージした宇宙人。
　ヨーロッパをデザインテーマとするエルピナス銀河系の種族として、
　ユダヤ人に代表される中近東の民族グループが主なモチーフになっている。
　（ユダヤ人のイメージが強いが、厳密には単独モチーフではなく、複数の要素を含む）
　過去史において紛争事態に巻き込まれ、追い込まれた経緯はユダヤ人弾圧がモチーフで、
　他銀河に移民した経緯もユダヤ資本が影響力を持つ欧米諸国にヒントがある。

　ユダヤ人といえばナチスのホロコーストに代表される悲劇の歴史と共に、
　世界の金融界を牛耳る資本家の集団として、様々な陰謀論の起点としても有名だが、
　そうした国際社会のドロドロとした因縁も、サイエンディアスの設定に組み込んでいる。
　理性的な開発者が主導権を握るＧＤＷ世界観の銀河社会においては、
　協調的な交流が基本になっているが、「絶対ではない」ケーススタディの１つでもある。
　もちろん民族差別の意図はなく、現実の不幸な歴史をヒントにしたものだが、
　「絶対悪を想定しない」ＧＤＷ世界観のコンセプトを背景にした考証の結果になっている。

　
【種族個体リスト】
個　体　名 統合ナンバー 生態特性等 主な個性や特徴 備　考
【2021〜2023】
サフロム・ファンズフィロア
H01-N22301 男性 とある高級カジノのオーナー。
カベル・ファンズフィロア
N01-N22302 男性 サフロムの息子で酒類に詳しい。
【その他種族関連設定リスト】
関連名称 設定カテゴリ 統合ナンバー 主な名称の概要 備　考
アノール銀河連合 組織（星間連合） 【投稿設定】
ミレイケル銀河共和連邦 組織（星間連合） アメリカ合衆国などがモチーフ。
イルディム紛争 歴史事件 ユダヤ問題などがモチーフ。
　
　

　

　
　

　
★サイエンディアス個体特集（2021〜）
　
★サイエンディアス／サフロム・ファンズフィロア
　統合ナンバー：CS-EPA22101H01-N22301
出身地：アノルヴェイツ・テクトラクタ 【個体概要設定】
　基準年時代の前後（1,000年以上の幅を持つ）に生きたサイエンディアスの男性。
　遊星ルーデンにある高級カジノ「ファンズヴァレス」のオーナーであり、金融投資家としても有名な人物。
　エルピナス銀河系を代表する資産家（富豪）の１人であることから、
　裏社会に狙われることもあり、マフィアであるルゴル・ドーヴァスや海賊のディクロヴェールなどに狙われ、
　被害を被った経験もあるが、強かに生き延びている。
　恰幅が良いが必ずしも太ってはおらず、飄々と振舞う紳士であり、顔もかなり広い。

　時に法律のグレーゾーンに手を出すこともあるが、あからさまな違法行為には手を付けない主義であり、
　ファンズヴァレスもギャンブル依存症の疑いがある者は入室を断るなど厳格な規約がある。
　リオフォルスの“元貴族”レオニウス・ヴァティスローネはファンズヴァレスの上客であると同時に盟友であり、
　ディクロヴェールの襲撃を受けた際、支援を受けた恩を持つ関係にある。
　サフロムはレオニウスを“用心棒”として雇用することも提案したが、これは丁重に断られたようだ。
　（レオニウス自身は「自由に生きる」のがモットーであり、組織に縛られることを由としなかったためだ）

　高級カジノのオーナーの割には地味とも言える服装をよくしているが、実は全て高級ブランドであり、
　本人の体形に合わせて特注したオーダーメイドであるという事実もあったりする。
　（サイエンディアスはグレーの肌を持つため、同色相のスーツを着るとますます目立たないのだ^^;）
　様々な嗜好品を嗜むが、酒もタバコものめり込むほどではなく、付き合いの域に留まっているようで、
　これは「依存すると本質を見失う」という強い自戒を背景にしているようだ。
　息子カベルが“酒豪”で詐欺に引っかかった失敗も、サフロム自身の強い自戒の背景となっている。

　
時代枠：基準年時代（前後千年超）
【CHARACTER'S SPEC】
種　　　族：
身　　　長：
身体出力：
精神出力：
属性評価：
主な能力：
：
：
：

装 備 等：
 サイエンディアス
1.8m
Gex=3.0
Gex=5.7
（未定）
実業家のスキル
精神共鳴
（思念交流含）
他

防弾エーテルスーツ
エピソード：
【Meking Memo／設定補記】
　2023年に初めてイメージしたキャラクター。
　エルピナス銀河系の主要エピソードの１つとして考案されている“ルーデン襲撃事件”に絡む人物で、
　同事件で活躍するレオニウスと人脈の縁を持つ資産家として作ったものである。
　カジノのオーナーであるためマフィアなどに狙われるリスクを持つが、本人に深い闇はない設定であり、
　むしろ“主役枠”の支援者としてのポジションに立つキャラの１人と言える。
　

　
★サイエンディアス／カベル・ファンズフィロア
　統合ナンバー：CS-EPA22101H01-N22302
出身地：アノルヴェイツ・テクトラクタ 【個体概要設定】
　基準年時代の前後（1,000年以上の幅を持つ）に生きたサイエンディアスの男性。
　遊星ルーデンの高級カジノのオーナーとして知られるサフロム・ファンズフィロアの息子であり、
　青年時代は典型的な“ボンボン”で遊び歩いていたようだ。

　「嗜む程度」にしか酒を飲まない父よりはるかに“酒豪”であることからよくバー通いをしており、
　そこで“ぼったくりバー”に引っかかった経験が、彼の人生を変えたという。
　ただの違法バーというだけでなく、有名なマフィアであるルゴル・ドーヴァスの傘下にあったため、
　同マフィアのボスであるザーフィアがサフロムを恐喝するネタにも使われることになった。
　自分の安易な行動がファンズフィロア家を揺さぶる事件のきっかけになったことを彼は悔やみ、
　人生を根本的に見直す運命的な契機になったのである。

　以降、カベルは「銀河ソムリエ」の職能を新たに獲得し、酒の専門家として活躍する。
　元々大酒飲みであることに加えて、様々なバーを渡り歩いた経験を活かし、
　銀河社会に存在する無数の酒類に精通すると共に、その「良い呑み方」を提案・発信するなど、
　自身の失敗を教訓としてプラスに転化させる運動を展開する人材になったのだ。

　
時代枠：基準年時代（前後千年超）
【CHARACTER'S SPEC】
種　　　族：
身　　　長：
身体出力：
精神出力：
属性評価：
主な能力：
：
：
：

装 備 等：
 サイエンディアス
1.7m
Gex=3.0
Gex=5.5
（未定）
実業家のスキル
精神共鳴
（思念交流含）
他

防弾エーテルスーツ
エピソード：
【Meking Memo／設定補記】
　2023年に初めてイメージしたキャラクター。
　エルピナス銀河系の主要エピソードの１つとして考案されている“ルーデン襲撃事件”に絡む人物で、
　資産家であるサフロムのリスキーな背景に影響を与えたキャラとして構築している。
　カベル自身はルーデン事件と直接的には関わらないが、サフロムが被る被害の遠因を作っており、
　そこから新たな人生の契機を見出す形で、裾野を拡げる役割を持っている。
　
　

　

　
◇