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★スレイク銀河系（SK／ＧＤＷ版Ｍ106銀河） 統合ナンバー：LG-03G03 |
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【舞台概要設定】（設定補記／銀河マップ／固有舞台リスト／関連設定リスト）
スレイク銀河系は、オーディエル・クルセア銀河団の第４銀河に相当する大型の銀河系である。
１対の雄大な腕（後述）を持つ第１種銀河であり、ＧＤＷ世界観におけるM106銀河に相当する。
直径は約10万光年でアトラス銀河系よりやや小さく、アトラス銀河系から約3,000万光年離れている。
（方位は全く違うが、フェルバース銀河系との位置関係と似通っている）
２つの主銀河腕は対称ではなく、主銀河腕と副銀河腕が隣り合っているのも特徴の１つである。
基準年時代における盟主共同体はミレイケル銀河共和連邦であるが、
この他にもセレヴィール星間同盟などの銀河列強が複数存在していることで知られる。
比較的近傍の大型銀河である、オーディエル銀河系を発祥とする勢力、
オーディス銀河共同体の影響を強く受けており、ミレイケル連邦もこの影響から誕生した。
実はミレイケル連邦は、盟主共同体としては比較的歴史が浅く、まだ10万年ほどとされており、
連邦勃興の黎明期にオーディス共同体が干渉したと言われているのだ。
銀河内には800万以上の消費者級文明と約200万の開発者級文明があるとされ、
そのうち300万ほどが銀河社会に参加していると推測されている。
ただし消費者級文明が自力で銀河社会に参加することは一般的に困難であるため、
（消費者級文明は空間テクノロジーなどに対する理解が未熟なためだ）
銀河社会に進出している消費者級文明は多くの場合、
特定の開発者級文明と交易関係があるか、その影響下にあると考えられる。
基準年時代の前後に大きな星間危機は起きていないが、５万年余り前には混沌の時代があり、
旧アムーグア帝国の残党勢力である、マレフィオス艦隊の侵攻で混迷した時期がある。
マレフィオス艦隊は１時、この銀河系の外縁宙域をほぼ制圧しており、
その“爪痕”は今なおこの銀河に暗い影を落とす結果となっているのである。
またミレイケル連邦勃興よりも前の時代には、1,300万光年ほど離れた銀河系である、
エルピナス銀河系からも遠征艦隊の進出を受けて混迷した時期がある。
この遠征艦隊は必ずしも、マレフィオス艦隊のように侵略目的ではなかったが、
スレイク銀河系の銀河社会において、アイデンティティを揺さぶる結果をもたらしたのだ。
エルピナス系との縁は今も続いているが、この背景のため複雑な印象があるようだ。
サイエンディアスの移民に絡むエルピナス系の混迷は、その象徴的なケーススタディである。
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【銀河マップ】
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【Meking Memo／設定補記】
2019年に初めてイメージした舞台で、本文の通りGDW世界観におけるM106銀河に相当する。
M101銀河群に属する渦巻銀河で、中心核を網状に包み込む暗黒星雲と、
活発な星々を含まない、星間物質の“ガス腕”が銀河円盤とは別ベクトルで発達するなど、
独特の天体現象が観測されていることで知られている。
GDW世界観においては、オーディエル銀河系とエルピナス銀河系の間にあるため、
この２銀河の情勢に影響を受けてきた銀河社会を想定しているのが特徴。
加えてヴァイオレット氏の提案で“南北アメリカ”を１つのモチーフとして取り込んでいる。
ローカルモチーフに縛られる必要はないが、１つのガイドとして参考にして頂きたい。
オーディス共同体の干渉でミレイケル連邦が生まれた設定は米英の独立戦争がソースにあり、
エルピナス遠征艦隊のイメージソースも“大航海時代”にあったりする。
もちろん開発者主導の世界観である以上、露骨な植民地支配は想定していないが、
日本でも外資系グローバル企業の日本経済でのシェア拡大に警戒する声があるように、
外宇宙からの進出を警戒する声はあったと考えている。
2021年にユダヤ問題をモチーフにしたサイエンディアスの移民ネタを加えている。
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