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★アヴィエラ銀河系（AV／ＧＤＷ版Ｍ８７銀河） 統合ナンバー：LG-04G002 |
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【舞台概要設定】（設定補記／銀河マップ／固有舞台リスト／関連設定リスト）
アヴィエラ銀河系は、リーヴァス・アヴィエラ銀河団の第２銀河に相当する大型の銀河系である。
渦のない球状の楕円銀河（第２種銀河）であり、ＧＤＷ世界観における乙女座Ａ銀河（M87）に相当する。
直径はおよそ20万光年に及び、リーヴァス超銀河系に次ぐ巨大な質量を有する。
（ほぼ球状の楕円銀河のために、同サイズの渦巻銀河に比べて圧倒的に質量が大きい）
基準年時代における盟主共同体は、銀河の半分ほどに影響を及ぼすアヴィエラ銀河連合であり、
この他にメイツヴァン星間連邦などの銀河列強が存在する。
アヴィエラ連合の影響力が圧倒的に強く、実質的にライバル勢力は銀河内にはいないが、
どの勢力も概ねその実力を認めているため、深刻な対立情勢には至っていない。
（これは「圧倒的な勢力に逆らえない」という意味ではなく、高い評価ゆえの認識である）
銀河内には1,400万以上の消費者級文明と約500万の開発者級文明があるとされ、
そのうち700万ほどが銀河社会に参加していると推測されている。
アトラス銀河系の数十倍もある体積や質量から考えれば、これは実の所かなり少ない方だが、
全体に古い天体系が多いため、複数の惑星に植民しているなどのケースも多いようである。
ただし消費者級文明が自力で銀河社会に参加することは一般的に困難であるため、
（消費者級文明は空間テクノロジーなどに対する理解が未熟なためだ）
銀河社会に進出している消費者級文明は多くの場合、
特定の開発者級文明と交易関係があるか、その影響下にあると考えられる。
巨大な楕円銀河であるが、濃密な星間ガスが密集した暗黒星雲は非常に少なく、
銀河全体が晴れ渡って見通しが良いため、銀河社会もその影響を強く受けている。
過去10万年以上に渡って深刻な危機事態は起きていないが、それもこの“透明度”のためという説がある。
また肉体を持たないエネルギー生命体“空属”の大系統を生み出した銀河の１つでも有名であり、
この大系統を生み出した起源体は、銀河全域に及ぶ視野を持つという伝説が存在する。 |
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【銀河マップ】
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【Meking Memo／設定補記】
2008年頃から2012年頃にかけて作成・考証した、複数の設定群を再編整理したもの。
本文解説の通り、ＧＤＷ世界観における乙女座Ａ銀河（M87）に相当する。
乙女座銀河団の重心として知られる巨大な楕円銀河であるが、
ＧＤＷ世界観では近傍にリーヴァス超銀河系が存在するため、「２番手」に甘んじている。
実際のM87は定説では直径12〜14万光年ほどと見られており、
「ＧＤＷ版」に当たるアヴィエラ銀河系は２周りほど大きい。
これは「12〜14万光年」では、アトラス銀河系（直径約13万光年）と比べて、
それほど巨大な印象を受けないのではないか、と考えたためだ。
（また古い文献では16万光年と記載するものがあり、100万光年という説もあるなど諸説で差が大きい）
ただしM87はほぼ球状の銀河系であるため、円盤のような渦巻銀河と比べて非常に分厚い。
同じ直径のレコード盤とボールで、どちらの体積が多いかは言うまでもないだろう。
M87は天の川銀河に比べて50〜100倍もの質量があると言われているため、
理屈の上では、局部銀河群の全銀河を足しても、M87より軽いことになるのだ。
M87のような巨大楕円銀河は、多くの銀河団の中心付近に鎮座すると言われており、
銀河同士の衝突を繰り返した果てに生まれた「年老いたモンスター」だと考えられている。
楕円銀河は、渦巻銀河に比べて単調な球形ないし楕円形の銀河であるが、
よく見れば非常に繊細なグラデーションを持ち、強力なジェットが出ていることが多く、
（M87にも数千光年に及ぶジェットが、実際にハッブル望遠鏡によって観測されている）
銀河によっては暗黒星雲の切れ端が、リング状に漂っていることもある。
イラストもこうした楕円銀河ならではの繊細さを表現したいと思ったため、
見た目より手間をかけた作成過程があったりするのだ（苦笑）
余談だが、「半径１億光年よりも外側」の深宇宙には、より巨大な銀河が発見されているようで、
中でも巨大化しやすいのが渦巻きを持たない楕円銀河であると言われている。
地球から10億光年以上も離れた髪毛座のエイベル1413銀河団の重心にある楕円銀河は特に大きく、
局部銀河群を飲み込み兼ねない、600万光年以上のサイズを持つと考えられている。
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【旧作画像】
| 2008 |
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