ＧＤＷ神話枠概論

ＧＤＷ-ＷＯＲＬＤＳ
（世界法則設定集）

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★ＧＤＷ神話枠概論　統合ナンバー：WX-C01

　
　ＧＤＷ世界観は、原則的には「平和的な銀河社会の構築」を主な創作目的としているが、
　これとは別に“銀河団レベル”や“宇宙法則レベル”で世界観を表現する分野も同時に存在しており、
　便宜的な意味合いであるが、この分野を“神話枠”と呼んで銀河社会コンセプトと区別化している。

　ここではその神話枠に該当する設定や概念について、リストアップして解説している。
　これらは銀河社会とは直結しないコンセプトや理念であるが、無視できない要素でもあるのだ。
　銀河社会コンセプトとは直結しないが、開発者理念とも連動しているためである。
　また「何がＧＤＷ世界観にとっての神話枠なのか」を知っておくと、間合いを読むのに便利だと思う。

　神話枠に該当する固有設定リスト

　◆監視者と銀河団秩序

　　ＧＤＷ世界観では、ファンタジーや神話における神々に相当する種族群を「監視者」と呼んでいる。
　　これは銀河社会をリードする立場を持つ進化した種族を指し、概ね長寿であるが“絶対者”ではない。
　　地球人目線では神格化されても不思議がないほどの格だが、唯一的な存在ではないのだ。
　　ＧＤＷ世界観は一神教よりも多神教に近い視点で世界を観察するため、こういう解釈になっている。

　　開発者理念にも書いている通り、ＧＤＷ世界観では知性面での発展（知性進化）を重視している。
　　異種族と対立軸で睨み合い、互いに排除し合うような身勝手な発想を恥じるのが開発者理念であるが、
　　監視者ともなるとそれを更に発展・成熟させていることを考える必要がある。
　　現実世界の古典的な神話にはしばしば、独善的で傲慢な振舞いをする神々が登場するため、
　　「神族」をそういうキャラクターで捉える者もいるが、監視者のコンセプトとイコールではないのだ。
　　監視者は神話の神々に相当する格を持つが、キャラクターまで同一ではないのである。

　　傲慢に見えるとしたら、それだけ視野が広く経験値が豊富で、大きな責任を背負っているためである。
　　その責任の重さは、小さな惑星の中にある国家の指導者とは文字通り、比較にならない。
　　地球人とは寿命も経験値も、そして視野も全く異なるため、当然発想も異なっているわけで、
　　それが“上から目線”な振舞いにつながることはあり得るが、悪意を感じるような見下し方はしない。
　　それは開発者理念という“協調原理”を経てきた種族としては“問題外”だからである。
　　進化過程上いかに下等に見える種族であっても、リスペクトできる理性がなければ監視者ではない。

　　そしてこうした知性進化の道をたどってきた監視者たちは、銀河社会を越えた秩序を知っている。
　　その代表的なものが監視者連合であり、それはほとんどの場合、銀河団スケールで存在する。
　　（この銀河団スケールの監視者連合の更に上位枠の組織が宇宙連合である）
　　銀河社会はほとんどの場合、固有の銀河の中にあるが、それを越える「神々の秩序」が存在しており、
　　この秩序があるからこそ、銀河社会の安定も担保される、という関係性があるのだ。

　　とはいえ、開発者段階の種族は多くの場合、この銀河団秩序に参加する機会が少ないため、
　　（地球人よりも進歩した開発者でさえ、銀河団スケールの世界は圧倒的に広大なためである）
　　「監視者クラスくらいしか使いこなせない」という意味で、神話枠の１部と見なすことが出来る。
　　高性能の宇宙船を駆使しても、銀河団スケールの世界では年単位から数十年単位の時間がかかるため、
　　そうした深宇宙を旅することは出来ても「使いこなす」には必然的に長寿と広い視野が要るのだ。
　　数百万光年、数千万光年の距離を「日常圏内」に出来るからこそ、監視者であるとも言えよう。

　◆神話枠の義勇組織

　　銀河社会を越えた“神話枠”の世界は、概ね銀河団スケールで広がっており、
　　それは数百万光年、数千万光年という広大な空間を持つため、
　　この広がりを使いこなし、日常的な活動圏にするには監視者並みの寿命と視野が必要になる。
　　開発者も現実世界の地球人よりは大抵寿命が長いが、それでも「銀河の外」は茫漠とした世界なのだ。

　　しかし監視者たちがこの銀河団スケールの宇宙空間を使いこなせるように、
　　ＧＤＷ世界観には「銀河を越えた脅威」も少数ながら存在する（その筆頭格がヴァーツだ）
　　開発者理念に書いているように、茫漠とした広大な宇宙で繁栄するには理性的である必要があるが、
　　それでも大規模な組織を持つことで、覇権的に振舞いやすくなるという側面は存在する。
　　そしてザイオノイドのように、苛酷な宇宙でも生き延びやすい種族群がいるため、
　　こうした恵まれた能力を持つ種族や個体の１部が、攻撃的かつ排他的な振舞いをすることがあるのだ。

　　そのため、こうした銀河を越えた脅威を抑止するために、
　　銀河社会を守護するポジションに立つ義勇組織にも、銀河を越えたスケールを持つケースがある。
　　言わば星間安全保障の上位互換を担う組織が、銀河団秩序の中に存在しているのだ。
　　代表的なものがディガスとセイヴァネスロードであり、その影響力はまさに“守護神”に相応しい。

　　「銀河を越えた脅威」の筆頭格であるゾアクロイド連合ヴァーツは、概ね数万年に１度の頻度で、
　　銀河大戦クラス（危機レベル４～５）の深刻な戦火や危機事態を起こすと言われており、
　　それは銀河社会の視野でもまさに「神代の戦い」に等しい大混乱を誘発する。
　　しかし裏を返せば、これだけの事態が起きるのはあくまでも「数万年に１度程度」のことであり、
　　そのこと自体が、銀河を越えた義勇組織の抑止力の証明になっているのである。

　◆宇宙連合と大深度宇宙

　　銀河社会を越えた、銀河団スケールの文明秩序の主力を担うのが監視者であることは前記したが、
　　こうした銀河団スケールの文明秩序の重心的な役割を持っているのが宇宙連合である。
　　宇宙連合は銀河列強のような、特定の宙域を管理する組織ではなく、
　　監視者の相互交流・意識交感ネットワークとして存在し、超時空にチャンネルを開いているために、
　　特定のセンターと呼べるものが存在しないのが大きな特徴である。
　　まさにＧＤＷ世界観にとっての“天界”に相当するシステムだと言えるだろう。

　　ＧＤＷ世界観においては、リーヴァス宇宙連合のみがこの条件に当てはまる組織であるが、
　　（組織の格としてはグラントラクシア会議も該当するが、この組織は宇宙連合そのものではない）
　　半径100億光年を越える大宇宙には、他にも宇宙連合に相当する組織があると見られている。
　　ただしＧＤＷ世界観においては現時点、「別の宇宙連合」は原則として固有設定の形では扱わない。
　　銀河社会を中心とした世界観の表現スタイルで、そのような設定は特に必要ないためだ。

　　ＧＤＷ世界観は原則的に、アトラス銀河系をほぼ中心とした「半径１億光年」の宇宙を扱っているが、
　　（ただしアトラス銀河系が世界の中枢というわけではなく、数多くある銀河の１つに過ぎない）
　　その外側にも宇宙そのものは広がっており、そこに何らかの文明秩序があることは十分に想定される。
　　こうした“ＧＤＷ宙域”の外側にある宇宙を、ＧＤＷ世界観では大深度宇宙と呼んでいる。
　　ＧＤＷ世界観ではこうした大深度宇宙からも文明的な干渉があるとしているが、基本的に頻度は少ない。
　　開発者にとって「銀河の外」が日常圏になりにくい茫漠とした世界であるのと同様に、
　　大多数の監視者にとって、大深度宇宙がまさにそうした「日常圏外」に相当する世界なのだ。

　　ただしこうした大深度宇宙は、アトラス銀河系から見れば「１億光年以上遠い世界」に当たるが、
　　“ＧＤＷ宙域”の外れにあるディオナ銀河系やレイヴァーノ銀河系から見ればそうではなく、
　　これらの銀河系を中心にした場合の“半径１億光年”には大深度宇宙の１部が含まれる理屈になる。
　　そのためこれらの銀河系には、大深度宇宙からの文明干渉もそれなりにあるのだ。
　　もちろん銀河を越えて干渉してくる以上、それらも広義の“神話枠”に該当するのだが。

　

【Meking Memo／設定補記】
　2010年代に構築した概念であるが、原風景は古典期に当たる1980～1990年代まで遡る。
　今でこそ銀河社会というコンセプトを推進するG-maであるが、古典期にはまだパワーインフレ信者であり、
　「宇宙の命運を賭けた聖戦士のバトル」に大きな憧れを持っていたのだ（笑）
　ＧＤＷ世界観における神話枠はつまり、この古典期のインフレ妄想を焼き直したものと言って良い（爆）
　もちろん古典期の欲張りで乱暴な妄想を、そのままＧＤＷ世界観に持ち込むことは出来ない。
　「銀河社会コンセプト」を中心とした“平和主義”のＧＤＷ世界観に馴染ませる必要があるわけである。

　そのため、開発者の上位枠に相当する「監視者」のコンセプトと、
　ヴァーツに代表される「銀河を越えた脅威」を抑止する、義勇組織の責任が重要なポイントになる。
　開発者コラムに書いているように、「多様性を尊重する理性的な行動」を重んじる銀河社会の上位世界を、
　中２病に毛が生えたような“好戦的な乱世”にするわけにはいかないのである。
　銀河社会と同等以上に、理性と責任を重んじる賢者たちの世界であるべきなのである。

　自画自賛なのかも知れないが、理性的な社会秩序を重視するＧＤＷ世界観の銀河社会コンセプトは、
　世間のＳＦ（スペースファンタジー）創作の中では、恐らく非常に希少なものだろう。
　G-maがこの分野を観察する限り、明らかに乱世を思わせる「戦いの物語」が圧倒的に多いからだ。
　その方が自己満足やカタルシスの体現には都合良いのだろうが、
　現実世界の国際社会秩序と同程度か、場合によってはそれ以下の、覇権主義や帝国主義が跋扈する宇宙は、
　G-maの目には非常に自分勝手で、乱暴なものに見えてしまうのである。

　そのために、こうした「戦国宇宙型世界観へのアンチテーゼ」として作ったのが、銀河社会コンセプトだ。
　これは単なるアンチテーゼだけでなく、「そうなり得る根拠」も開発者コラムに書いてある。
　しかし現実世界のＳＦ創作の“マジョリティ”がそうしたもの（戦国宇宙型）であるため、
　ＧＤＷ世界観もそれと同じイメージで捉え、好戦的な設定案を投稿するケースが少なからずある（苦笑）
　（戦う空想創作は、人々の先入観を支配する程度には氾濫している印象がある）
　とりわけ“神話枠”は、こうした好戦的なパワーインフレ信者には格好の舞台なので、警戒もしているのだ（^^;）

　世間の戦国宇宙スタイルの創作にもの申したいG-maであるが、過去にそういう価値観であったのに加え、
　「多様性の尊重」にはそうした「戦闘ファンの嗜好」も含まれるべきだと考えているため、
　ＧＤＷ世界観もこうしたアイデアの提案や投稿自体は禁止していない（だから誤解されるのだが^^;）
　けれども“戦国主義”をそのまま持ち込まれると、世界観を荒廃させてしまい兼ねないため、
　乱暴で身勝手な発想が跋扈しないために、一定のルールで世界を縛らざるを得なかった。
　監視者の責任の重大さを問うのも、義勇組織の理性的な振舞いを問うのも、全てこのためなのである。

　要するに「神々」や「正義の味方」を、安易かつ幼稚なイメージで描きたくはなかったのだ。
　好戦的なキャラクターや悪意あるキャラクターをも「多様性の１部」として認めてはいるが、
　そうした身勝手な存在に世界を振り回されたくはないから、「抑止するアイデア」を作っているのだ。
　（インフレコラムに書いているが、実は銀河社会コンセプトの原点もこの“抑止力”である）
　そしてそうした抑止力が、ミイラ取りがミイラになるような本末転倒な存在であるべきではないのだ。
　この文脈では、銀河社会よりスケールの大きな神話枠も、基本は変わらないのである。

　宇宙連合というコンセプトも、当初は限りなく「宇宙的な神の国」のイメージであったが、
　古典的な神話のイメージをトレースしても新鮮味がないため、
　「監視者が超時空で意識交感する高次元ネットワーク」というコンセプトにより神秘性を強調している。
　神話の神々に比する高度な知性進化を遂げた種族なら、超時空も利用可能だろうと考えたのだ。
　その意味では銀河社会コンセプトと同様、「新しい世界を想像する」ハードルの高さを内包しており、
　理解が進みにくいというジレンマもあるのだが、世界を安定させるには必要なのである。

　１方大深度宇宙の概念は、本文の通り「半径１億光年」の“ＧＤＷ宙域”の外側の宇宙を意味しており、
　100億光年以上の広がりがある大宇宙を背景に想定した舞台であるが、
　あくまでも例外的な扱いであり、もちろんこうした大深度宇宙からの「新たな敵」などは想定していない。
　半径１億光年の外側にも宇宙が存在するために、そこから知的な干渉が想定されるために作ったが、
　「宇宙を乱世にする目的がない」コンセプトは未来永劫、不変であることは理解して頂きたい。
　“全宇宙の危機”のようなテーマをどうしても扱いたいなら、他の世界観に参加されることをお勧めする。

　理解されない限り何度でも言わざるを得ないが、ＧＤＷ世界観の基本は「多様性の平和」であり、
　自己満足のために攻撃的で排他的なアイデアを押し付ける発想には向いていない。
　（開発者コラムにも書いているが、こうした身勝手な発想はある種“ケモノ的”なものでもあると思う）
　未知の世界には確かにリスクがあるが、同時に無限大の好奇心を喚起するフロンティアでもある。
　その好奇心を「戦うことなく表現する世界」として、G-maはＧＤＷ世界観を作ったのだ。
　よってこの“大前提”を理解できないなら、ＧＤＷ世界観に参加すべきではないのである。

　くどいように見えるが、つまりはそれだけ（G-maから見る限りは）世間の空想創作ジャンルにおいて、
　「戦いの物語」を前提とする世界観の先入観が支配的に見え、
　（ゲームでもアニメでも、異世界が絡めばほとんどの場合「何かと戦う物語」であることをＰＲしている^^;）
　空想創作が「元来そういうもの」であるかのようなイメージに支配された投稿がＧＤＷでも多いため、
　「平和主義の原作者」としては、神経質にならざるを得ないことをお詫びする。
　「ＧＤＷ世界観で“戦闘主義”を追求する気がない」のであれば、これらの忠告は必要ないのだ（苦笑）

◎神話枠に相当する固有設定リスト
名　称	（カテゴリ）	統合ナンバー	設定概要	備考

異位相通常時空	ロケーション分類		GDW世界観の通常時空とは異なる位相を持つ別の通常時空。　一般的な並行時空とは異なり、「宇宙単位で違う世界」を指す。　こうした“別宇宙”との縁も数は少ないが想定されている。	マルチバースのGDW定義。
ヴァーツ	固有組織		GDW世界観で最も攻撃的な反体制組織の最右翼。　銀河団スケールで影響力を及ぼすゾアクロイド連合で、　過去には銀河を滅ぼした前科を持っている。　“魔王体制”ではなく数体の“超魔神”が役割分担で統治する。
ヴァーツ機動師団（終末艦隊）	固有組織		ヴァーツの傘下に属する強大な宇宙艦隊。　ダグロニクスを駆使するため隠密性に優れるのが特徴。　魔神位の幹部が率い、終末艦隊の異名で恐れられる。
ヴァーツ超魔神	キャラクター分類		ヴァーツを分担統治するゾアクロイドの超高位体グループ。　ゾアクロイドにとっての系統起源体のポジションを持ち、　攻撃的な属性を司るが視野は監視者並みに広い。
ヴァーツ魔神位	肩書き名		ヴァーツの最高幹部クラスで例外なく魔神の壁を超える能力者。　組織への貢献度も重要で、機動師団の提督として行動する。
宇宙連合	組織分類		監視者の超時空ネットワーク組織。　監視者連合の上位組織で圧倒的な視野を持つ。　GDW世界観ではリーヴァス宇宙連合のみが該当する。
オルジェント（龍師）	肩書き名		守護者の称号の１つで宇宙連合認定聖戦士の代名詞。　実力以上に神格に等しい重責と理性、覚悟の重さが問われる。
オルディロード（龍神将）	肩書き名		守護者の称号の１つで宇宙連合認定聖戦士の代名詞。　オルジェントの上位枠で７名という定員があることで知られ、　その１体１体がヴァーツ超魔神と同格とされている。
神々の黒歴史	歴史用語		監視者が関与した「過去の過ち」の俗称。　監視者とて完璧ではなく、恥ずべき過去を持つことがあり、　使命感や危機感に駆られて“暴走”してしまうケースもあるのだ。
監視者	キャラクター分類		銀河社会をリードする役割を持つ種族群の総称。　高度な知性と広い視野を持ち、概して長寿であることが多い。　傲慢に振舞うこともあるが、身勝手さを恥じるのは常識の範疇。	神々のGDW定義。
監視者連合	組織分類		監視者の銀河団スケールのネットワーク組織。　盟主共同体や宇宙連合と相互に影響を与え合っている。
危機レベル５	歴史評価分類		危機レベルの第５段階で「銀河大戦級」と形容される非常事態。　盟主共同体の地位を揺るがすほどの影響を及ぼす。　数十万年に１度しか起きないと言われている。
危機レベル６	歴史評価分類		危機レベルの第６段階で「銀河炎上級」と形容される非常事態。　ヴァーツやセイヴァネスロードが干渉することが多い。　数百万年に１度しか起きないと言われている。
危機レベル７	歴史評価分類		危機レベルの第７段階で「銀河滅亡級」と形容される非常事態。　数千万年に１度しか起きないと言われている。　GDW世界観における「最悪の事態」と言える段階。
グラントラクシア銀河団会議	固有組織		監視者連合の１種でゾアネスト・ソレイロードの管理機関。　ゾアネスト特殊宙域のリスク管理から誕生した。	【投稿設定】
系統起源体	キャラクター分類		系統種にとっての創造主とも言われる超生命。　種族の枠を超越し、知性面では主に調整者として振舞う。　系統起源体の死は系統種の衰退を意味すると言われている。
ザイオニスト	職能名		守護者の称号の１つで宇宙連合認定技術者の代名詞。　ずば抜けたスキルを持つ職人でほとんどは監視者個体。
ザイクシス	大型兵器名		旧オリオネス連合が開発したタキオン砲火兵器の１種。　対ヴァーツ兵器として開発されたが、射線上の空間を破壊する等、　世界を書き換える影響力を持つため「天界の最終兵器」と呼ばれた。
守護者の称号	肩書き名		宇宙連合が認定する銀河社会の守護者ライセンス。　種族ではなく個体に与えられるが、神格と同じ意味がある。　スキルや能力属性に応じて複数の称号を内包する。
神獣族	キャラクター分類		文明はないが、高度な知性を持つクリーチャー種族の俗称。　文明種族と言語で会話できる程度の種族が多いが、　中には監視者顔負けの知性と視野を持つケースもある。
神魔双極	現象設定		同系統ないし能力面で相殺する監視者と破壊者が出現する現象。　強大な戦神族とゾアクロイドの関係を持つことが多く、　宇宙のパワーバランスを取る役目があるとされる。
セイヴァネスロード	固有組織		銀河団スケールの安全保障を司る大規模な軍事組織。　リーヴァス・アヴィエラ銀河団の防衛を主に担当するが、　重大な危機事態に際しては銀河団を越えて遠征することもある。　セイヴァネスロードは総称で複数の義勇艦隊を内包する。
整星師（整星術）	肩書き名		惑星などの環境制御を行うための術式（整星術）のマスター。　天体共鳴知性と交感し、環境浄化に貢献することが出来る。　視野の広さが要求されるため監視者が多い。	整体師などがモチーフ。
戦神族	キャラクター分類		ザイオノイド資質を持った監視者の俗称。　銀河社会の守護神としてのポジションを持つことが多いが、　政治面での盟主を兼任するケースは必ずしも多くない。
ゾアクロイド（宇宙魔族）	キャラクター分類		星間宇宙に影響力を持つ破壊者の俗称。　魔力属性を持ち攻撃的だが、開発者並みに視野も広い。　協調的に振舞う要領の良い個体群もいる。
創造者	キャラクター分類		知性進化の最終段階として概念的に知られる存在。　個体の概念はなく、固有キャラとしては認識されない。　１説には調整者の集合意識とも解釈される。
創造者の試練	現象設定		進化した監視者の衰退に関与する超自然現象の１つ。　超新星も生き延びる監視者が衰退するためこう呼ばれる。　種族の能力属性や繁殖能力の衰退が強制的に起きるという。　試練を乗り越えて次段階の進化を実現することもある。
属性化身体	キャラクター分類		能力属性の制御を司る超生命の１種。　属性に絡む宇宙現象を意識的にコントロールすることが出来る。　宇宙法則に関わるため、調整者クラスの知性が要求される。
存在場テクノロジー	技術分類		存在場に干渉する超時空テクノロジーの１ジャンル。　生命の進化や因果律に干渉するため禁断の分野に相当。　監視者クラスの分野で悪用は宇宙を荒廃させると言われる。
大深度宇宙	ロケーション分類		「半径１億光年」の“GDW宙域”の外側の宇宙を指す。　監視者にとっても日常圏内から外れる非常に遠い世界だが、　文明の干渉が時折起きる場合がある。
大深度宇宙移民団	組織分類		大深度宇宙からの文明的干渉で最も多いケース。　数十万年に１度程度だが、数千万～数億光年の彼方から、　文明種族の遠征船団が来訪するケースがある。
ダグロニクス・バースト	現象設定		ダグロニクスの爆発的な放射を起こす空間変動。　空間が強制的に歪み押し広げられるため、　規模によっては銀河の著しい変形を引き起こすこともある。
超時空	現象設定		通常時空の外側に広がると考えられている空間。　通常時空の法則が曖昧で物質は安定して存在できない。　ただし高度に進化した生命はこの空間を認識できる。
超時空通信回線	技術分類		超時空を使う星間通信の切り札でタイムラグの心配がないが、　監視者クラスの技術力が必須と言われている。　この回線を巡って銀河列強間の摩擦事態になることも。
調整者	キャラクター分類		監視者の上位枠に当たる知性進化階級の段階。　銀河を越えた広い視野を持つが、種族での到達は稀で、　系統起源体などに代表される超生命の水準とされている。
超生命	キャラクター分類		広義には準生命の１種で、種族の枠組みを超越した存在。　系統起源体のような調整者クラスの生命を指すことが多い。
ディガス	固有組織		銀河団スケールの安全保障を司るフリーの外交調停組織。　セイヴァネスロードとほぼ同格だが、軍事組織ではない。　複数の銀河に拠点を持ち、固有のセンターはない。	ジェダイなどがモチーフ。
帝国の遺産	兵器群		旧アムーグア帝国が開発した軍事遺産の総称。　禁断領域に関わるアイテムが多いと言われており、　その後の軍事覇権主義勢力にしばしば“秘宝”扱いされた。
天体共鳴知性	キャラクター分類		惑星上などで発動する神獣族に似た、知的な精神共鳴現象。　生産者クラスの動植物の存在場が共鳴することで発動し、　その天体に広がる生態系の擬似的な意志を示唆する。	ガイアなどがモチーフ。
破壊者	キャラクター分類		攻撃的で独善的な気質を持った魔性の種族群の総称。　知性進化のイレギュラー枠で警戒対象になることが多いが、　協調的に振舞う要領の良い個体群もいる。	魔族のGDW定義。
魔王の遺言	伝承設定		アーク超宙域に残る超古代伝承。　銀河団規模の神話枠ではないが、それと関わるミステリーで、　銀河の歴史に関わる鍵を秘めていると言われている。
魔神の壁	現象設定		生命の能力進化における“壁の法則”の１つで、　Gex=15を超える波動出力を発揮する個体は原則として、　少数かつ例外的なケースとして扱う。　このスペックを超える生命は銀河社会にとってリスクとなるため。
リーヴァス宇宙連合	固有組織		GDW世界観における宇宙連合に相当。　大深度宇宙には他にも宇宙連合相当組織が想定されるが、　GDW世界観では原則として扱わない。

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