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★アーク裏社会史 統合ナンバー：HP-ATT18501U01R（R-18） ※シークレット版特集 |
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| ◆2020〜2025年：第２次ユーラシア・ダンジョン・ミュータント事件群 統合ナンバー：HP-ATT18501U01-M2020ALR（R-18） |
第２次ユーラシア・ダンジョン・ミュータント事件群は、
2020年頃から2025年頃にかけて起きた裏社会の事件であり、ＭＢＳの研究拠点の１つである、
中央アジア地下の複合施設“ユーラシア・ダンジョン”の辺縁部で起きた。
広大な複合施設であるユーラシア・ダンジョンは、時空ゲイトでアジアや欧州につながり、
そのゲート近傍を中心に様々な“魔術トラップ”が仕掛けられていた。
第２次とあるように、2013年に起きた類似事件を第１次として比較されることが多い。
その１つに、石化能力を持つメタラム亜種を潜ませた、滝壷のような人工の渓谷があり、
不気味ながらも幻想的な風景に魅了され、危険を承知で侵入してくる若い人間がいたという。
そしてこうした侵入者の多くがメタラムに襲われ、石化されることになったのだ。
メタラムは砂地の川底を這い、気配を隠して背後から襲い掛かるケースが多いため、
侵入者はメタラムの“奇襲”に気付いた時には、ほとんどの場合“手遅れ”だったようだ。
しかも石化された侵入者は、チューブ状に冷水が降り注ぐ“滝壷”の内側に封印され、
自重と砂地の川底の柔らかさのため、少しずつ砂の中に沈み、
数年も経てばほぼ完全に埋没してしまい、元の風景に戻るようになっていたという。
（この点で被害者の脱出が比較的容易だった2013年の事件とは異なる）
行方不明者情報も出ていたが、ＭＢＳと連携するＡＢＣによって改竄工作が行われたため、
不明者照合が一致するケースはほとんどなかったと言われている。
竜王がこうしたダンジョンの石化被害者を保護したのは2025年のことであり、
（実は同時期にトラップ周囲だけでなく、ＭＢＳ研究基地にも何度か侵入工作を強行している）
初期の石化被害者は石化から４〜５年が経過していたため、川底の砂の中に埋没していたが、
新しく石化された被害者が、まだほとんど埋没していない状態で滝壷内に放置されていたため、
この被害者を足がかりに渓谷内を捜索し（その途中でメタラム亜種とも交戦しながら）、
最終的に10体近い被害者を保護することに成功したのである。
最も新しい石化被害者であったサナはまだ変異から数ヶ月しか経っていなかったが、
停止していた意識が戻ったのは１年後のことであったため、元の人間への復元は出来なかった。
（メタロイド１次変異体を元の人間に復元できるリミットは２〜３ヶ月というのが定説だ）
トラップでの石化変異体は「メタロイドとして強化改造されていない」ことから、
１度停止した意識を復旧させることが容易ではなかったのも１因である。
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【Meking Memo／設定補記】
2021年にイメージしたサイバーキッズ系事件設定の１つ。
ファンタジーでよくある「石化スライムネタ」であるが、錬金術的な強化人間であるメタロイドのアイデアが先行しており、
古典的とも言える石化スライムネタが後から加わるという形になっている。
年齢制限的なイメージを含んでいるため、１部の設定を除いてシークレットコンテンツとして扱っている。
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| 【当時ユーラシア・ダンジョンで変異した主な被害者や実験体のリスト】 |
| 処理年代 |
個体名 |
種族名 |
統合ナンバー |
設定概要 |
備考 |
| 2020（BWO032） |
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| 2021（BWO031） |
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| 2022（BWO030） |
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| 2023（BWO029） |
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| 2024（BWO028） |
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| 2025（BWO027） |
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| ◆2025年：ネヴァダ要塞エヴァノイド・フリージス実験群 統合ナンバー：HP-ATT18501U01-G2025AR（R-18） |
ネヴァダ要塞エヴァノイド・フリージス実験群は、2025年に起きた裏社会の事件である。
エグゼクターの生物兵器部門ＡＢＣによるエヴァノイド実験の１つであり、
極限まで生命力を高めたエヴァノイド・ネオスにゾアクロア因子をベースとした超化学剤、
シェリージス（硬化剤）を反応させることで、生きたまま“彫像化”を強いたと言われている。
（2020年代からネヴァダ要塞で実施されたジェネティック実験群の１つでもある）
メタロイドではなく、硬化後の組成はメタロイド・セルロックに似た有機質の結晶体であるが、
シェリージスの効果によって、体組成がその配列を残したまま象牙状に硬化変異するのだ。
体表は灰色に変色して樹皮のような筋が走り、眼球は水分を失って半分ほどに萎縮するなど、
実験体には苛酷な苦痛が襲い掛かるが、エヴァノイド・ネオスはそれに耐えることが可能だった。
最終的には血流が停止し、心臓の鼓動も停止し、脳細胞まで結晶化してしまうため、
実験体は呼吸が止まり思考も停止してしまうのだが、それでも「仮死状態」を維持出来たという。
こうしたエヴァノイド・フリージス実験体群を竜王が保護したのは16年後の2041年であり、
実験体たちはネヴァダ要塞から、南米のアンデス基地に移送されていた。
（2030年代に新たなエヴァノイド実験が始まったため、フリージス組は別所に安置されたのだ）
同年に南米全土を襲った巨大地震・アンデス大震災によってアンデス基地は崩壊し、
これが奇しくも基地の奥に“封印”されていた、エヴァノイド実験体たちの保護を可能にした。
崩壊した基地は激震によって崩壊していたが、実験体はほぼ無傷だったという。
ＺＦＣのような無機質結晶になったわけではないが、骨のような組成になっていたためである。
保護されたエヴァノイドたちは、同じ南米にあるアンデス・ミュータントセンターに移送され、
（こちらも震災の影響があったが、アンデス基地ほど壊滅的ではなかった）
エヴァンスたちの交流ゾーンの奥を間借りする形で活性化処理が行われることになった。
象牙質硬化した肉体を復元するには、同じくゾアクロア因子ベースの血清を用いるが、
意識復興が先であったことから、数年ほど“象牙像状態”のまま留め置かれるケースもあった。
また復元処理を受けた後も、元のエヴァノイドの体を完全に取り戻せたわけではなく、
体表の半分〜８割ほどは硬化した体表の１部が残って外骨格のようになり、
（その見た目はまるで、グラマーな“女体形”を作った節足動物のようである）
萎縮した眼球も元に戻らなかったため、摘出して変わりに義眼を移植することになったという。
こうして復元処理を受けた元実験体を、エヴァノイド・シェリスと呼ぶこともある。
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【Meking Memo／設定補記】
2002年頃にイメージしたサイバーキッズ系事件設定の１つ。
ただし草案に当たるイメージは古典期に当たる1990〜2000年頃には既にあり、これを焼き直したもの。
年齢制限的なイメージを含んでいるため、１部の設定を除いてシークレットコンテンツとして扱っている。
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| ◆2026〜2037年：第２期ネヴァダ要塞ジェネティック実験群 統合ナンバー：HP-ATT18501U01-G2026ALR（R-18） |
ＡＢＣネヴァダ要塞ジェネティック実験群は、
2007年頃から2055年頃にかけて起きた裏社会の事件であり、
エグゼクターの生物兵器研究部門であるＡＢＣが“本拠地”ネヴァダ要塞で実施した実験群だ。
概ね2007〜2025年頃の“第１期”、2026〜2037年頃の“第２期”、2038〜2055年頃の“第３期”に分けられ、
（エグゼクターが役目を終えたのは2070年だが、2056〜2070年はＡＢＣの活動は余り活発ではなかった）
2025年や2034〜2037年に行なわれたエヴァノイド実験なども、広義にはこの実験群に含まれている。
世界覇権を目論むエグゼクターの工作をバックアップする“強化兵”の開発とテストが主目的で、
エグゼクターの破壊工作を担当するＺＯＡの主戦力もここから誕生している。
ＡＢＣは魔修羅連合の生物兵器機関ＭＢＳや、タイランタ銀河連邦の研究機関ＴＢＬなどと連携し、
足掛け30年ほどの間に、消費者段階の文明としては驚異的な技術革新を遂げた。
第２期は上記の通り2026〜2037年頃までの約11年間を指すと考えられることが多く、
ＡＢＣにおける“実戦型”のジェネティック兵が整備された時代として位置付けられることが多いようだ。
ＺＯＡ最強の強化兵（スペックだけならガンマを凌ぐ）であるジェノクもこの時代に強化されている。
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【Meking Memo／設定補記】
2002年頃にイメージしたサイバーキッズ系事件設定の１つ。
ただし草案に当たるイメージは古典期に当たる1990〜2000年頃には既にあり、これを焼き直したもの。
年齢制限的なイメージを含んでいるため、１部の設定を除いてシークレットコンテンツとして扱っている。
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| ◆2028年：ＴＢＬ遠征部隊ジェネティック実験群 統合ナンバー：HP-ATT18501U01-G2028ALR（R-18） |
ＴＢＬ遠征部隊ジェネティック実験群は、2028年に起きた裏社会の事件である。
エグゼクターと密約関係にある銀河列強タイランタ連邦の生物兵器部門ＴＢＬの“遠征”で、
地球に飛来した研究員と工作員によって、ＡＢＣとは別に複数の生物実験が行われた。
ＡＢＣもこの遠征計画は知っていたが、必ずしも連動していたわけではなく、
ＴＢＬチームの独断的な行為に対しては、ＡＢＣやＺＯＡの内部からも批判が出ている。
実験は主に日本列島で行われており、アナリアンの科学者メルドル・カースヴォースが関与。
（この人物は、実はＡＳＧ世界でもメドゥアスの幹部として潜入している）
カリオロイド・タイタニスと同じ系統の研究であったためカリオロイド・アークスと呼ばれ、
メルドルの部下だった強化兵＊＊＊＊＊が持ち込んだジェネティック・ドローンを駆使して、
山間部に面した小さな集落の若い個体をターゲットに“人体実験”が繰り返された。
ただし日本列島はアクエリアスの拠点であるため、この行動に気付くのも比較的早く、
妨害工作が行われたため、メルドルらの遠征実験は数ヶ月程度で終わることになったという。
またこの時、ＴＢＬ関係者だけでなく、宇宙マフィアの１つデストラクタの工作員も侵入し、
ザイオノイド・ブースターなどのザイオロイド系強化服の実験を“便乗実施”している他、
ＭＢＳも同系列の兵器のテストをこの時期に行ったことが分かっている。
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【Meking Memo／設定補記】
2002年頃にイメージしたサイバーキッズ系事件設定の１つ。
ただし草案に当たるイメージは古典期に当たる1990〜2000年頃には既にあり、これを焼き直したもの。
年齢制限的なイメージを含んでいるため、１部の設定を除いてシークレットコンテンツとして扱っている。
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| 【ＴＢＬ遠征実験などで処理された主なジェネティック実験体のリスト】 |
| 処理年代 |
個体名 |
種族名 |
統合ナンバー |
設定概要 |
備考 |
| 2028（BWO024） |
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| ◆2034〜2037年：ネヴァダ要塞エヴァノイド・セラコート実験群 統合ナンバー：HP-ATT18501U01-G2034ALR（R-18） |
ネヴァダ要塞エヴァノイド・セラコート実験群は、
2034〜2037年に起きた裏社会の事件であり、ＡＢＣによるエヴァノイド実験の１つである。
（2020年代からネヴァダ要塞で実施されたジェネティック実験群の１つでもある）
エヴァノイド・フリージスの実験と共に、狂気の科学者レオン・ハザリが関わっている。
極限まで生命力を高めたエヴァノイド・ネオスにＺＦＣ結晶の粉末を吹き付け、
生体電気の効果で“硬化密閉”することで、生きたまま“彫像化”を強いたと言われている。
吹き付けられたＺＦＣ粉末の“コーティング”は厚さ１ミリにも満たなかったが、
生体電気に引き付けられて体表に密着し、更に内側に向かって収縮する現象を引き起こすため、
コーティングされたエヴァノイド実験体を、メタロイドのような外観に変えるだけでなく、
コーディング粒子同士が引き合うことで、実験体をほぼ完全に活動不能に出来たという。
余りに収縮効果が強いため、１センチ以上身長が縮んだケースが多かったようで、
当然実験体は呼吸が止まり苦痛を味わうが、抵抗することはほとんど不可能だったという。
エヴァノイド・ネオスは普通の人間なら窒息死する環境でも、体の１部を仮死状態にすることで、
完全な死を回避して生き永らえる能力を持っている（ただし苦しみがなくなるわけではない）
そのためＺＦＣコーディングで「固められた」エヴァノイド実験体も同様に“部分仮死化”し、
死亡を回避しているのだが、脳に酸素が行かなくなったため思考停止を余儀なくされた。
またエヴァノイド・セラコートはエヴァノイド・フリージスよりも多数の実験体が生み出され、
３年余りに渡っておよそ70体を数えたという（フリージス系は40体に届いていない）
この話には更に続きがあり、実験体の全身を密閉処理したＺＦＣ皮膜は後に皮膚と融合し、
実際に実験体たちの「体の１部」になる変化を２〜３年内に起こしたという。
これはＺＦＣ粉末にオメガリクスを反応させていたのが理由のようだ。
オメガリクスの効果を持つＺＦＣ皮膜は、エヴァノイドの皮膚と同化することで、
エヴァノイドたちは意識や思考を取り戻し、低速ながらも「自然活性化」したのである。
なおも呼吸は止まっていたが、皮膜融合の結果、エヴァノイドの体は新しい機能を得たようだ。
竜王がエヴァノイド・セラコート実験体を保護したのは16年後の2052年であり、
実験体たちはネヴァダ要塞から、香港基地に移送されていた。
この時点で、全員ではないが大半の実験体たちが、皮膜融合による自然活性化を実現しており、
竜王クルーがギャラリー（実験体安置室）に入った時、
床の上で倒れて折り重なる何体ものセラコート実験体を確認している。
動けるとは言え低速で自由は利かず、目も見えなかったためお互いに衝突していたのだ。
このため保護されてからは、ほとんどの実験体が外耳電極と人工網膜の移植処理を受けている。
ＺＦＣ組成を持つメタロイドと同じく、セラコート実験体も思考停止から回復こそしたが、
絶縁性の強い被膜の影響によって、全く視界がない状態であったためである。
そして視界を獲得してから、いずれのケースでも活性化の速度が飛躍的に上がっている。
皮膜の同化も進み、広義には「徐々にメタロイド化しつつある」状態のようで、
中にはヴィナのように「セラミック表皮の顔に自由な表情を付けられる」ケースもあった。
こうして活性化と２次変異が進んだ元実験体を、エヴァノイド・セラリスと呼ぶこともある。
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【Meking Memo／設定補記】
2002年頃にイメージしたサイバーキッズ系事件設定の１つ。
年齢制限的なイメージを含んでいるため、１部の設定を除いてシークレットコンテンツとして扱っている。
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【Meking Memo／設定補記】
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